ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

言い訳

  年がら年中、言い訳をしている人がいる。

 

元気な人の言い訳

  人間歳をとると、言い訳が多くなる。しかし、歳を取らなくても言い訳が多い人もいる。昨日、子どもの運動会に出席したといっては、「昨日は朝早く、子どもの運動会でサ、疲れたよ。今日は、動くのイヤだから、それやっといて」。自分の不注意で指を怪我したといっては、「お医者さんに行ったら、指だけなのに、大袈裟に包帯巻かれちゃってサ、洗い物は出来ないからやって」。そういいながら、自分の好きな趣味は難なくこなす。「なんかおかしいなと思って、病院に行ったら、しばらくは家事をやらないでください、だって」などと言いながら、友達に誘われそそくさと出かける。

 言い訳をする人は、得をするように出来ている。こういった人は自分勝手で、自分がやりたいと思ったことは、ぬけぬけとやり、それ以外は、こんな言い訳をしながら暮らしている。そして、更に腹が立つのが、人にやってもらっといて、「いつもすみませんね」と、さもお礼を言っているように見せて、心のこもらないお礼の言葉を述べる。

心がこもっていない、と気づかれているのが分からないのかねエー。

 

歳をとった人の言い訳

 忘れたと言っては、「歳とると、忘れっぽくなるんだよね」。体がきつい、大変でできない、やりたくない時には、「歳をとると、体が言うことが効かなくてね。すまないねー」。新しいことに挑戦する必要がある時、「歳をとると、新しいことは頭に入らなくて出来ないんだよね」「パソコンなんてやったこともないよ」。なんでも、「歳をとると、出来ないんだよね」につなげようとするきらいがある。先のブログで、訃報を見て、すぐ引き算をすると書いた。それと全く同じ傾向である。

 

本当にそうなの?

 本当にそうなんだろうか。そりゃー、若い時に比べたら、何をやるにも、遅いし、すぐ忘れるし、体は速く動かいないし、新しいことをやるにしても時間がかかる。でも、若い時だって、そういう人いましたよね。一般的に言う、「ドジな人」「ノロマの人」。私は、ドジだ、ノロマだ、と考えたら、言い訳をしなくて済む。

 

人生80年

 私が外国人に教えている日本語教材にこんなのがあった。

「昔は、人生50年と言われたが、今や、人生80年。何をやるにしても時間がかかる年齢になってきた。若い頃なら5年で何とかなったことも、今や10年かかっている。でも、あと20年あると考えたら、色々な目標を立てることが出来る。」

 というような文章だった。ここでの外国人に対する問題は、「人生80年とは?」という問題だった。この文章から、気持ちの持ちようで、目標を持つことが重要ということだろう。

 

 どんなドジでも、ノロマでも、人(若い人)の、2倍、5倍かけてやろうとすれば、殆どのことが出来る。年寄りは年金生活者。たっぷりと言わないまでも生活はできる。しかも、若い人と違い目標にかける時間はたっぷりある。

 

 これからは、言い訳をしない人生を歩もう。

                            (次回へつづく・・・)