ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

集団接種会場

閑古鳥の集団接種会場

 東京をはじめ、色々な都市で、コロナワクチン接種会場が設定されている。市町村独自のものがあれば、それらの市町村を相手にした県や国などの上位の接種会場も用意され出した。今朝の新聞を見たら、水戸市にも、近隣の市町村の住民相手の集団接種会場を作ったそうである。ところが、これらの会場が埋まらないのである。東京なんかでは60%も70%も空きが出る、今朝の新聞で茨城では、1000人接種可能なところ600人程度しか集まっていないようである。

 

年齢層により異なる要望

 この原因を分析している自治体やマスコミは、今のところどこも発表していない。その「空き」をどう利用するかで躍起になっている。恐らく、最大の原因は、対象が65歳以上の高齢者としたことだ。65歳以上と一概にいうが、70歳以下と以上では大きく違うし、75歳以上でもこうした集団接種に対する考え方も大きく違うだろう。年寄の多い国会議員の皆様が、どうして、年寄の心理が分からないのか不思議でならない。

 

特殊階層

 話は違うが、菅総理がG7に出席した。帰国してすぐ、政務に追われた。国会議員の皆様は、”先生サマ”であり、みんながチヤホヤして、至れり尽くせりが当たり前の世界になっている。お医者様が付き、給仕が付き、秘書が付き、何でも一声かければ揃う環境にいるのである。そうした人が考えたるからこうなるとも言える。ましてや、官僚の優秀な若者では、到底、年寄の考えなぞ及びもつかないだろうし、年寄の考えは?なんて考えもしないだろう。「なんで、準備してやっているのに、来ないんだ!」という高飛車な考えだけでは、と思われる。

 

老人心理

 若者と違い、活動範囲の狭い年寄は、緊急な必要性を感じていないのである。「コロナも大分収まって来たなー」「外にも出かけないので、コロナにもうつる心配もないし、このまま収まってくれるといいなー」位しか考えていない年寄に、東京のどこかのマンモス会場なんかに行ったら、「コロナにうつっちゃう」と心配の方が先に立つのだ。それともう一つ、もう何年間遠出をしていない老人には、電車に乗ったり、バスに乗ったりなんて煩わしくてできないのである。さらに言えば、若者も接種が出来るなら、一緒に息子に、娘に、嫁に車で送ってもらって一緒に行けるのに、年寄と若者が分断されていては、そうも出来ない。近場で接種が出来るまでジッと待つ、というのが正直なところではないのか、と思う。待つのには慣れている。

 

こんな時にこそ使うアンケート、インタビュー

 大金を使うことが出来る、何でも自由になる、100%介護状態の国会議員の皆さんには、この心理は恐らく分からないだろうと思われる。なぜ、そのためのアンケートとか、マスコミなら街頭インタビューとかを参考にしないのだろうか。集団接種会場を作ったら、来ますか?と質問を投げかければすぐに分かることだ。 ”来るはずだ” と思いこんでいる「思い上がり」の何物でもない。

 事件が起きると、街頭インタビューやヘリコプターによる報道に盛んなマスコミ。国会では、枕詞に「国民は・・」と話す国民心理を読んだと思っている国会議員、こんな時にこそ、自己反省を込めて、頭を丸めて、「申し訳ありませんでした」と、どこかの有名会社の幹部よろしく、国民に頭を下げなきゃーー。税金を無駄にしているんだから。

 

 こんなことを言っている自分も???。 今日は、話題切れでしたね。

              (次回に続く・・・)