ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

世界おもしろ昔のはなし㉛

 この記事は、㉙として載せるつんりだったが、㉚のものを㉙として載せてしまったので、㉛として載せる。従って、話が前後するが、記事内容には影響ない。

 

 最初の1年があっという間に過ぎ、フィリピンでの生活、楽しみ方など、ある程度分かってきた。マカティでのカラオケにも飽きて、生活の充実を求めた。

 

2年目の住居探し

 住居の1年契約が終わり2年目に入ることに備え、2年目以降の住居探しに、それまでに色々なコンドミを見て回っていた。まず、1年間の経験から、バスタブがあること、そして、風光明美で、空気が綺麗な場所に住みたかった。マカテイ市内の1年目のコンドミは、24階ということもあり、遠く、マニラ湾まで見渡せ、それはそれは、見晴らしは本当に素晴らしかった。が、遠くマニラ湾を眺めると、晴れた日など、水平面上に薄っすらとスモッグが掛っているのが見えるのである。と同時に、マニラに住み始めてから、咳や痰が絡むように、ゴホンゴホンと出て、空気が綺麗でないことは分かっていた。

 

アラバン地区の新住居

 そこで、マニラ近郊で2番目に日本人が多く住むAlabang(アラバン)地区に焦点を絞り、沢山のコンドミを見て回った。ドライバー付き、即ち、自分で運転が出来ないというのがネックとなり、マニラでは、買い物が、好きな時間に、好きなように出来なかったことから、歩いても行けるスーパーマーケットが近くにあることも新コンドミを決める条件になった。このようにして、2年目以降の住居が決まったのである。結局、居心地がよく、残りの4年半をここで過ごすことになった。

 

部屋の間取り

 間取りを紹介しよう。最初のマニラでのコンドミは、ベッドルーム(8畳間位)に食堂兼居間(12畳位)、そして、シャワールーム(3畳位)にメイドルーム(3畳でシャワー付)という間取りで、すべてが大きくできており、メイドルームまであった。一方、アラバンでの間取りは、食堂兼居間(6畳位)とベッドルーム(4畳半位)、そしてバスタブ付きシャワールーム(4畳位)で、一人で過ごすには丁度良い広さだった。そして、このアラバンの住居は、なんとホテルタイプのコンドミだった。部屋のオーナーがいる部屋(貸出しコンドミ)とホテルの部屋(ホテル)が混在しているシステムになっていた。従って部屋代は、ホテルに支払うのではなく、オーナー個人に支払うのである。

 

引っ越し

  フィリピンでの住居を選ぶ場合、「家具付」と「家具無」があるが、日本人の場合、程度の差はあるものの、殆どが、「家具付」を選んだ。テレビ、洗濯機、掃除機(乾燥機有り無し)、電子レンジ、冷蔵庫、トースター、炊飯器(これは日本から持参したものを使った)、鍋、皿、フライパン(これも新たに現地で購入)、ともかく、主だったものは何でも揃っている。また、入居する時に、無いものをオーナーに要求すれば、買って揃えてくれる。例えば、リビングだけではなく、寝室にもテレビを付けてくれ、と言えば2台目のテレビも付けてくれた。但し、鍋やフライパンなどは、フィリピン製であったため、数回使うと底に食材がこびりつき使い物にならない粗悪品だったため、自分で外国製を選んで購入した。

 つまり、引っ越しは、いたって簡単で身一つで行けば、食材さえ買い揃えれば、当日から生活ができたのである。

             (つづく・・・)