ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

CO2を食べる水素菌

 たまたま、テレビを視ている中で、同じような話題が重なったので、ブログにして残しておこうと思った。地球温暖化に関する話題である。

 

CO2を食べる水素菌

 どういうものかよく分からぬが、CO2を食べる水素菌というものがあるのだそうだ。この発想は、地球温暖化を防ごうということから発したものである。ポリエチレンの原料となるエタノールをCO2から創り出すというもの。つまり、CO2を使ってポリエチレンを製造する訳だから、CO2を食べることになるのである。この研究は大分前から行われていて、特許も取得し本格的に、産業として始まっているものらしい。

 

CO2回収器

 スイスでCO2回収器なるものが設置された画面が映し出された。換気扇を一杯取付けたような機械だ。初め冗談かと思った。それというのも、大気中に0.1%以下しかないCO2を直接吸引して回収する機械だというからだ。大真面目な研究で、スイスで進んでいるという。通常のCO2対策と言えば、CO2を利用する技術と回収貯留する技術である。この回収を研究している会社は、チューリッヒを拠点とする会社で、自動車メーカーのAudiも参加している研究という。この技術はある意味シンプルで、大気中のカーボンを大きなパイプで吸い込み、フィルターで回収、特殊な方法で分離して濃厚CO2として回収するそうで、残ったきれいな空気は、大気中に戻されるという。

 

寿司が食べられなくなる?

 私の大好きなカニなどの甲殻類が、CO2のせいで食べられなくなるという話。海水は弱アルカリ性であるが、CO2が多くなるとこれが海水の溶け、炭酸水のように酸性により近づくという話である。カニなどの殻は、酸性に弱いので、こうした現象でカニなどが生息しにくくなり、寿司などの食卓に影響が出るという、面白い話?だった。地球の温暖化で、北極の氷が解けて海水面が上昇し、南太平洋の島々が水没するという話は、極めて分かり易い話であるが、寿司ネタが枯渇するという話にはなかなか結び付かなかった。

 

なぜ、CO2が温暖化に関係する?

 CO2と温暖化って、なかなか結び付かない。「二酸化炭素が多くなると、どうして地球の大気の温度が上がるんだ?」という疑問だ。温室効果ガスの一つであるCO2が多くなると、地球の熱放射に影響を及ぼして、地球の温度が上昇するという地球温暖化の話である。地球の温暖化そのものは、地球の傾き角度や太陽を回る軌道などの影響で太陽からの熱の供給事情も変わるそうである。いろいろ調べてゆくと、CO2に影響を受けるとする考え方に疑問を唱える科学者がいるのだそうだ。地球の気温の上昇とCO2の排出量に因果関係がないとする科学者と、関係が大いにあるという大多数の科学者との間の論争のようである。

 つまり、南太平洋の島々が水没するという話にはならないとする主張もあるということ。それにしても、温室効果ガスがなかったら、現在の地球の平均気温15℃が-15℃になるんだそうで、温室効果ガスの効果は、30度にもなるんだそうだ。

 

ピンチがチャンス 

 いずれにしても、ピンチがチャンスとは言うが、地球温暖化という、いわば、地球の危機ではあるが、その一方で、その対策の一環として、色々な産業、技術が開発される。こうしたことで、日夜努力されている人たちには頭が下がる思いである。

 最近太り気味であるが、これもチャンスに結び付けるか・・・・。では、

               (つづく・・・)