ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

自分の居場所

視点・論点(NHK)

 最近の視点・論点を視た。”自分の居場所” という言葉が出てきた。眠い眼をこすりながら見ていたので、さっぱり頭に入らない。それでも、「趣味」「ボランテア」などの言葉が出てくる。これはおもしろそうだと思い、NHKの録画をネットで見てみた。以下がその内容だった。

 

70歳就労法

 2013年に制定された「高齢者雇用安定法」は、65歳まで働けるように企業側も制度を変えろというものである。そして、「努力目標」ではあるが、2021年4月から、70歳就労法、と言われる改正がなされた。70歳まで働けるように制度を考えなさいという法律である。ここで、1972年(50年前)に流行った「人生が二度あれば」という歌詞に注目。「65歳、64歳の両親をみて、人生が二度あれば」と歌う歌である。そして、最近の寿命は、男84歳、女89歳が平均値。この50年で一気に平均寿命が延びた結果の法律改正だった。

 

自分の居場所

  講師は、65歳の大学教授であるが、60歳の時の同窓会と65歳の時の同窓会の違いを話している。60歳の時は、今までの会社に残る人、関連会社で働く人など何らかの仕事を継続してやっていたが、65歳で会った人たちは、一旦、現役を退いていたというのである。そして、現役だった頃は、××会社○○課長と言えば、全てが分かってもらえたがそういった会社もなくなり、これからは自分の居場所を探さなくてはならない。ここにいるのが自分にふさわしいという居場所である。その場所は、働く場所であってもいいし、音楽活動でも、地域活動やボランテア活動でもいい。子供時代、現役時代にやり残したことをやるのが良い。そして、この第二の仕事は、他人の目を気にする客観感的な選択ではなく、自分には という主観的な考え方が必要だという。原点回帰だとも。

 

スターティング・ライフ

 よく終活とかエンディング・・・と言うことばがあるが、あと、20年もあるのだから、是非、スターティング・・・という気持ちで、自分の居場所を探すべきだと。その居場所は、お金ばかりではない。ここで映画を紹介する。「マイ・インターン」という、ロバート・ディニーロ主演の映画である。70歳の新人ベンが、若い女性経営者をサポートしていく姿を描く映画らしいが、この映画の主人公ベンが、理想の年寄り像という意味かなと思い、この「視点・論点」を考えた。

 

探し当てた自分の居場所

 100%同意だった。よくマー自分が考えていた ”居場所” と、こうも一致する考えの人がいたとは驚きだった。もっとも、年を取ると誰もこのように考えるものかもしれない。今、自分自身のことを考えてみると、会社の仕事はおもしろかった。でも、それは、仲間と一緒に仕事することや達成できた喜びであったり、仕事終わりに飲んだりする懇親だったり、仕事そのものというより、その周辺の出来事が面白かったのかもしれない。その点、今は違う。今、自分がやっていること、それ自体が面白いと思い、やらなきゃ-ならないと思い、やっているのである。つまり、お金が絡まない、つまり稼ぐための仕事ではなく、楽しむ仕事?なのだ。

 こうした活動が、一番自分らしいと思う、”自分の居場所” だと思っている。

             (つづく・・・)