ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

知・好・楽

 昨日、次の休みにある女子駅伝の話題をマスコミでやっていた。ダイハツチームの新人、加世田梨花選手が話題になっていた。マラソンの司会者などでおなじみの増田明美さんとお会いした時に聞いた言葉、 「知・好・楽」ということばを大事にしているという。その言葉について書いてみたい。

 

論語の言葉

 「子曰く、これを知る者は、これを好むものに如かず。これを好むものはこれを楽しむものに如かず」と読むんだそうで、その意味は、「これを知っているだけの者は、これを愛好するものには及ばない。これを愛好する者は、これを真に楽しむ者には及ばない」という意味なんだそうである。でも、その解釈には諸説があるらしい。

 論語の言葉であるが、この文章がある論語の前の方にいろいろ書いてあるらしい。「積極的な楽しみより、受動的な楽しみの方が人生において長続きする」とか、「人それぞれ自分の持つものを発揮してゆけばうまくゆく」とも説いているそうです。

 

仕事を楽しむ

 スポーツに喩えれば、最高の状態である「楽しむ」は、訓練を積んで、無意識のうちに体が動く状態。「好む」の状態はそれが少しうまくいかない状態と解釈している人もいるようです。

 会社員として、私は40年間働いてきました。今、振り返って考えると、いい人生だったなーと思います。「苦しむ」とか「苦境に陥る」と言ったことがあったのでしょうが、今は全く覚えていません。毎日、夜遅くまで、楽しみながら仕事をしていました。「好き」を通り越して「楽しむ」だったのではないかと思っています。

 

知・好・楽が作る好循環

 今やっているボランテアも農業委員も、楽しんでやっています。そういった意味で、公務員などで、やりたくないことをやらされ、思い詰めて自殺までして、労災認定をされたというようなニュースを聞きます。なぜそういったことが起きるのか。きっと、この人は仕事を知っていただけで、仕事を好きではなかったのでは、と思われます。仕事が好きになり、楽しくなると、好循環が生まれ、嫌な仕事は回ってこなくなります。色々調べていると、京セラの創業者の稲森和夫さんも「会社を好きになったこと、仕事を好きになったこと、そのことによって今日の私がある」と述べているそうです。

 

人生の1/3は仕事

 私たちは、人生の1/3は仕事に費やします。日々の仕事を義務感でやるのではなく、その仕事を好きだという気持ちを持つ。すると、それらの努力が努力と感じることなく、上達し、他の人の役に立ち、楽しさにつながるという好循環です。

 こうした考えは、性格が大いに関係するのかもしれません。嫌いだと思ったら口も利きたくなくなる人もいます。でも、自己防衛本能が働くのか、そうした人にも最低限の接触はするようにしていました。そうすることで、どんな仕事も嫌にならずやることが出来たと思っています。

 

女子駅伝の雄姿を見よう

 ダイハツの加世田選手が、どういう意味で、この言葉を大事にしていると言ったか、知りませんが、今度の休みには、女子駅伝での加世田選手の雄姿を応援したいと思っています。ちなみに、加世田選手は、ダイハツの新人選手だそうです。

 何事も、楽しんでやろう!! このブログも楽しめなくなったら、やめます。

      (つづく、・・・)