ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

コロナの行方

コロナ感染者の記録

 去年から、毎朝、新聞のコロナ感染者の数を記録するのが日課になっている。私は茨城県北部、福島県との県境にある北茨城市に住んでいる。どこのニュース番組でも、全国、東京は放送するが、茨城の放送でも、茨城県の数値が放送されるだけで、自分の市の状況は放送されない。しかも、茨城県の場合、東京に近いところと、遠い我々のところでは大きく様相が違うのである。

 

茨城県の地理

 茨城県は大きく5つの地域に分けられる。県央(県庁所在地の水戸を中心)、県南(東京に地理的に近い土浦市を中心)、県西(市内を東北本線が走る、栃木県に近い古河市を中心)、鹿行(鹿島から大洗に至る太平洋岸の地域)そして、われらが住む県北(かっての工業都市日立市を中心)地域である。

 県北地域は、真ん中に阿武隈山系が座り、西側と東側に分かれており、山の西側には大子町常陸大宮市などがあり、東側には日立市高萩市などがある。山を越えることから、普通は太平洋岸を南や北に移動するものの、東と山を越えての西への移動は少ない。つまり、細長い経済圏が南北に二つ横たわるのが県北地域と言える。そういう意味でもコロナの感染を考えた時には、南―北に広がると考えた方が良い。

 

地理的条件に左右されるコロナ

 コロナの様相を考えると、この地理的条件が大きく左右する。特に、県南、県西は平野部にあり、周りも平野部で人の往来も多岐にわたり、コロナの感染が広がりやすいと言える。一方、県央、鹿行地域は、県北の山並みや太平洋に阻まれて感染が広がりにくいと言える。特に、県北地域は、西は山並みに東は太平洋に阻まれているので、コロナ軍が攻め立てるにも南から北に行くしか方法がないのである。そういう意味で戦国時代は攻めやすかったとも言える。

 コロナ感染者数に大きくこの地理的条件(経済圏条件)が影響するのだ。細かな数値を並べてもと思うので、大雑把なところから行くと、茨城県の感染者数は、一桁が約1か月続いている。それに対し、県北地域は、ゼロが1か月続いているのである。

 当然、東京に比べれば田舎である。年寄も多い。考え方も古い。スーパーへ行ってもうっかりマスクを忘れようものなら、周りの目が気になって仕方ない。

 

コロナ記録をつけ始めた理由

 なぜ、私がコロナのデータを取り始めたかと言えば、単なる興味ではなく、日本語を教えている外国人に、現在の日本でのコロナの現状を教えてやろうとしたことである。外国生活をしていて、一番困るのが同国人からの情報しか入ってこないことだった。外国人との交流のある、商社の方々のニュースは非常に参考になった。そういった経験から、日本にいる外国人は日本国内のニュースには疎いのではという発想からだった。毎週、コロナニュースを流していたが、ここ1か月は下火になったこともあり、このニュースも流さなくなった。でも、第六波に備えて記録は続けている。

 

いつまで続くマスク着用

 そして、最近、身の回りで、マスクはしているものの、あちこちで飲み会やカラオケなどの人が集まる情報が流れてくるようになった。それでも、2週間以上経つが、コロナ感染者ゼロを維持している。一体いつまで、マスクをして、遠慮しながら宴会をしてという生活を続けるのか。ここでもし、何かを企画し、コロナでも発生させたら、いい笑いものになる、と考える日本人の習性がある。

 

忠実に守る仏教国

 テレビを視ていて驚いた。歩く人歩く人マスクを一切していない。一人や二人マスクをつけている人がいてもいいはずだが皆無なのである。ヨーロッパのどこかの国である。勿論、未だマスクをつけている国もある。だから、ヨーロッパはいつまでたっても下火にすらならないんだよ、と言うことばが聞こえてきそうだ。他人を気にする日本人と他人を気にしない外国人の差と言ってしまえば終わりだが、韓国では、中国ではしっかり、まだ守られているようだ。仏教国とのこれが違いなのか。

 

 でも、今月末には、外国人の送別会を企画した。