ミドさんのブログ

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アフリカが熱い!

世界が注目するケニア

 この番組を視るまで、アフリカがそんなに注目の対象になっているということを知らなかった。ケニアとガーナを取り上げた番組だった。

 私が現役だった頃、シンガポールから始まった。そして、中近東の各国、サウジ、クウェート、そして中国、フィリピン、ベトナムなど等への進出していった。その中に、アフリカと言うことばは、進出先としては全く出てこなかった。

 「激動の世界を行く」というNHKの番組だった。最初に取り上げたのがケニアケニアと言えば、サファリ―パークのような自然がある国、位の印象しかなかったが、今や中国・アメリカが注目している国なのだそうだ。

 

ケニアの現状

 アフリカ大陸、東海岸中央部に位置するインド洋に面した国。南東部がインド洋に面し、東にソマリア、北にエチオピア、西にウガンダ、南にタンザニアと接した国。首都はナイロビ、国土は日本の1.5倍、人口は約5千万人という国である。言語は、現地のスワヒリ語の他、英語を話す。

 一番発展の兆候を示すのが人口構成である。日本の人口の中心年齢は約49歳だが、ケニアはなんと約20歳なのだそうだ。つまり、人口の半分が若者・子どもという訳だ。寿命が違うから、と思ったが、調べてみると約68歳くらいである。つまり若い人たちの国なのである。そこに可能性を見出し、中国・アメリカという国が食指を伸ばしているという訳だ。

 

中国の進出

 若者が使うスマホの7割を押さえているのが中国企業。中国政府の一帯一路構想の中に入っている国でもある。アメリカもワクチンの供給で政府と二国間協定を取り決めるなど、興味を持っているようである。

 農業分野では、生産性の低さが問題になっているが、農薬やそうした生産性向上の相談に乗っているという。そして唯一の貿易港であるモンバサ港には日本の生産技術も一役買っているようである。しかしながら、問題もある。急な成長をしていることもあり、廃棄物の処理の問題は放置されたままで、今後、問題化してくると考えられている。また、中国の協力で出来た高速鉄道は、採算性に関する疑問や中国からの借金があまりにも大きく、国民の87%が、中国から借金のし過ぎと感じているのも見逃せない。

 

中国を称賛する若者

 ただ、若者へのインタビューでは、小さい時から中国の投資を受け、中国製品を使って育ってきたせいか、「中国のように一所懸命働けば、立派な国になれる」と言い切る若者もいるようである。

 こうしてみると、アフリカに目をつけ、そこに大量に投資をし、若者の意識すら変えてしまった中国も先見の明がある。これからアメリカや日本の巻き返しがどうなるか注目に値する。ただ、中国はどこの後進国に対しても借金漬けにして、中国に意識を向けさせるという手法を使うが、いずれこの方法は破綻する。

 

世界進出手法

 かって、日本が世界進出で批判を浴びた。それは、資金力にものを言わせ、自国の利益だけを追求し、投資先の国民、国家のことが二の次になっていたことだった。今や第二のGDPを誇る中国だが、こういった強引な進出手法が気になる。

 ケニアの後に、ガーナについても報道していたが、眠くなり、見過ごしてしまった。色々、ネットで調べてみると、近代化の進んでいる国のように見える。あとで再放送のビデオを探して、視聴してみたいと思う。

 いずれにしろ、アフリカは今後注目に値する国として目が離せないことだけは確かだ。