ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

活躍する外国人

素晴らしい日本

 これもマスコミの陰謀かもしれないが、最近のマスコミはやたらと外国人の活躍を放映する。そういう番組が多いのだ。日本人が普通に思っていることを、外国人があらためて素晴らしいと思うということ、つまり日本のすばらしさの発見である。

 

限界集落を古民家村に

 まず、最初に紹介するのは、カール・ベンクス(ドイツ人)さん。元々建築家であるが、日本の限界集落に魅せられ、古民家村を作ってしまった。取り壊そうという古民家を改造して、日本住宅の良さとヨーロッパの住宅の良いとこどりで、モダンな古民家を思わせる住居にしてしまった人である。

 新潟県十日町市竹所という限界集落に、自分で古民家を改造した住居に奥さん(ドイツ人)と移住し、その村に次々と古民家を改造した民家を作っているという。そして、日本全国では50戸の住宅を改造したという。この新潟県の古民家村には、都会から若者が移住し、若者や人口が徐々に増えているそうである。

 

変貌する限界集落

 そして、そうした活動をきっかけに、半年の体験移住のつもりが定住することになり、地元の青年と結婚式を挙げた女性。カールさんの事務所で働きながら、果樹園を造る夢を追いかける女性。古民家村への移住をきっかけに娘との新たな関係を始めようとする女性。地元の自然や雰囲気、そして素朴な人間関係など、都会にはない何かがある。そんな何気ない田舎の日本を忘れてしまった日本人。

 

秩父の田舎に蜂蜜酒醸造

 もう一つは、お酒の好きな朗らかな、ロシア人女性、工藤エレナさん。子育てを機に東京から奥秩父小鹿野(おがの)町に移住した主婦でもある。2週間くらいの間にドキュメント番組で2回も視た。とにかくお酒が好きだ。小鹿野町は、養蜂で有名で、養蜂家が揃っている。ということは、山々に花が多いということでもあり、それに水が綺麗でおいしいということから、蜂蜜酒を作ることを思い立った。

 お酒醸造の免許を取り、お酒どころから蜂蜜酒を作る先生を招き教えを乞うて、蜂蜜酒を作ってしまうという積極的な活動家である。そして、その蜂蜜酒も販売された?らしい。一度飲んでみたいと思っている。

 

外国人が興味を持つ日本

 この他にも、外国人が盆栽に興味を持ち、弟子入りして学ぶとか、外国人が日本の文化、自然に興味を持つ例がたくさん見られるようになった。一方で、日本の良いところが忘れ去られているような気がしてならない。情報がアッという間に世界中に拡散する時代である。”日本文化”などと言っているうちに、日本文化が変容していく。

 「礼に始まって礼に終わる」「伝統芸能三道」など、日本古来の考え方や振る舞いなど、文化から教わる生き方も一杯ある。日本人であることを誇りに思い、文化を繋いで来てくれた先輩・先祖を敬い、変容しても、体幹の部分は決して忘れることのないようにしたいものだ。