ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

諦めない心

 新年明けましておめでとうございます。

 

毎朝の習慣

 1月3日になって賀詞交換とは、ブログにしては遅すぎるが、これには訳がある。問題は時間帯である。毎朝、眼が覚めるのは4時過ぎ。夏ならすぐ起き出すが、流石に冬は布団の中でテレビを視ながらグズグズしている。そして6時前になると、シャワーを浴びて、いよいよ1日の活動開始だ。まずは、朝ご飯を用意し食べ、7時前には食事の後片付け、洗い物も済ませ、いよいよ自分の自由時間だ。洗濯物があるときは、食事前に洗濯機をセットし、食事の洗いものを済ませると同時位の7時前には洗濯物も干してしまう。

 

朝やること

 自由時間にやることは、頭がクリアーなうちにと、7時頃にはパソコンに向かう。朝の新聞をとってきて、コロナのニュースを見て、各県、全国の感染者数、入院患者数などのデータを表に書き込む。この作業は、第3波が発生する前から、もう1年以上は続いている。その理由は、情報が少ない外国人に情報を流してやろうと思い立ってからである。そして、一通り書き込みが終わると、日本語を教えている外国人の学習者に、「コロナ情報」や「日本語の語彙」などをラインで流す。日本語の語彙は、例えば、除夜の鐘や初詣などの習慣や読み方などである。ラインなので、年寄には面倒な操作で、長文を漢字抜きのひらがなを中心にして書くのは結構きつい。そして、それが終わってから、このブログという順番になるのである。年老いて、益々効率が悪くなり、そんなことをしてると、10時位にはなってしまう。

 

今回のブログ

 さて、そして今日のブログとなる訳だが、そんな理由で、朝、用事があると、ブログは後回しになり、午後になったり、夜になったらり、パスしてしまう結果となるのである。子供が孫を連れてきて、その相手をして1/1はダメ。2日、3日は箱根駅伝でパスとなり、今となったわけだ。さて、さて、今回の話題である。

 多分新しい年になってからの放映だった。実際は夏の放映だったようだが、正月にふさわしいと思ったのか、放送があった。

 

小学生の錦江湾横断遠泳

 桜島から鹿児島市内の海水浴場まで、およそ4キロを泳いで渡る伝統行事「錦江湾(きんこうわん)横断遠泳」だった。小学4年生が4キロの海を泳ぐのである。その準備というか訓練が凄かった。「よーいドン」で泳ぎ出すと、すぐに足をついてしまう小学生。プールではそれでも良いが、海では命に係わる。従って、全員を泳げるように指導するのである。子供たちは、もうできないと駄々をこねる。それを、なだめ、励まし、指導する先生たち。

 

色々な子供たち

 さらにもう一人いた。運動神経抜群、リーダーシップもある。だが、なぜか水泳だけは泳げないのである。お母さんたちや先生たちが一緒になってこの子を指導する。

 この遠泳は、6年生や5年生も一緒に泳ぐ。でも、帽子の色が違う。赤帽は4年生の印だ。散々練習をして、最後の総仕上げが、プールを40周、2.8kmを泳ぎ切る「40周検定」にパスすることである。これに合格しないと遠泳には参加できない。

 

「40周検定」に臨む

 女の子も男の子にも子供なりの理由がある。でも、お母さんが励まし、先生が辛抱強く指導した。そして、何よりも6年生が立ち上がった。できない子たちに居残り練習を提案し、一緒に教え始めたのだ。鹿児島では、「郷中教育」という、先輩が後輩を指導するという、薩摩時代からの伝統が息づいている。そして、泣き叫んだり、プールを見ると体に異変まで現れた子たちが、「40周検定」に臨む。

 2800mを70分以内に泳げば合格。足をついたり、周回遅れになると失格だ。本番を想定して隊列を組んで泳ぐ。皆、同じペースで泳ぐのが大切なのだ。そして泣き虫や水嫌いだった二人も家族と先輩たちの応援を背に見事、泳ぎきった。

 

いよいよ遠泳

 そして、本番。今度は、2.8kmではない、倍近い4km超である。桜島の海岸から、4年生から6年生までの子どもたちが一斉に泳ぎ出した。プールと同じように隊列を組んで泳いでゆく。先生たちは、船で監視を兼ねて遠くから励ます。5年生や6年生は、赤帽の両脇を固め、監視しながら泳ぐ。ついに鹿児島側の海岸に足がついた! 子どもたちの嬉しいそうな顔、顔、顔。全員が泳ぎ切ったのだ。

諦めない心を育てる

 帰省してしていた孫を見ていて思った。この子もいつか、親、兄弟、仲間、学校の先生などに、褒められ励まされ、「諦めない心」を学ぶのだと。そういえば、私たちの子どももそうだった。その子供が子を持つ年になった。既に、「諦めない心」は学んでいるはずである。そして、孫たちもいつか、その心を学び取るときがくる。