ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

悔しい思い

子どもの悔しさ

 年末年始をかけて、長男夫婦が帰省した。孫を連れてだ。そこでの出来事。何かを子どもながらに我慢したのだろう。私たち(私たち夫婦、長男)の前で、意を決したかのように何かを言うと、すぐ、別室にいた嫁のところへ駆けて行き、すぐ、大声で泣きだした。扉を二つ越しに聞こえるほどの大きな泣き声だった。余程、あることを言うことが悔しかったのだろう。大人には計り知れない、子供なりの悔しさなのだろう。

 悔しさには、色々な種類もあるし、人それぞれ思うことは違うので、「どうして、そんなことで?」ということだってある。皆さん経験済みのことである。

 

きっかけはおもちゃのゴム風船

 うちは読売新聞を取っている。1月3日の三面記事の2/3を使った大きな記事だ。「気球で宇宙旅 夢に届け」という記事である。内容はこうだ。

 11年に、米国の学生が、風船を飛ばし宇宙を撮影したという記事を読んだことから、この北大生の夢が開き出す。最初は「嘘だ!ヘイク・ニュースだ。」の思いをきっかけに始まった、やがて、自身が、おもちゃの風船、ゴム気球、そしてプラスチック気球開発へと突き進むのである。そして、ヘイク(じゃない)・ニュースから1年後、自身が企画し飛ばしたゴム気球を使い、高度33㌔で撮った1万6千枚の写真の中のたった1枚に、確かに、暗い宇宙に浮かぶ地球が映っていた。

 

会社設立

 そして、16年に岩谷技研を設立し、プラスチック気球で安定した地球を捉える写真を捉えるようになった。宣伝用の宇宙写真撮影と宇宙ステーション用の機材を実験する仕事も受注するようになったという。現在目指しているのは、気球による「宇宙旅行」だそうだ。現在では仕事も順調で、当初1人でやっていた会社も40人の社員を雇うようになったという。「無理」と決めつけず、挑戦を重ねることの重要さについて書かれた記事だった。

 

学駅伝の虜

 そして、大学箱根駅伝。結婚当初、品川御殿山に住んでいた頃、第三京浜と言われる京浜急行北品川駅近くで、学生の走る姿を沿道で応援していたのを思い出す。テレビで視ていて、近づいて来るとアパートから慌てて沿道に出て応援したものだった。それ以来、住む場所は変わっても、応援する場所はテレビの前に変わったが、日本にいるときは、毎年欠かさず視ていた。だから、時々出てくる各校の監督で、昔走ったことのある人を見ては、その学生時代の走りを思い出しては懐かしむのである。

 原監督の魅力に誘われて、ここの所すっかり青山学院大学のファンになった。追っかけするほどのファンではないが、青山学院大学の文字があれば、欠かさず、テレビ番組のチャンネルを回す。

 

優勝はそんなに続かない

 今年は98回大会である。かっては、日体大、日大、早稲田、大東文化大、山梨学院、駒沢などが強かった。しかし、ここ7,8年は、青山学院が強かった。91回~94回大会まで4連覇した青山、原監督やその奥様が頻繁に時代の寵児としてマスコミに登場し、学生の伸ばし方などをいろいろ話された。そして5連覇のかかった95回大会では東海大学に敗れ、96回大会では取り戻し優勝果たしたものの、昨年の大会では駒沢に敗れ、再度悔し涙を飲んだ。

 そして臨んだ今年の98回大会。選手たち、OB・OGまでが異口同音に悔しさを吐露する中、2位以下に10分以上の差をつけて、ダントツ優勝したのである。しかも、復路記録新、総合優勝記録新までのおまけつきである。往路優勝記録も青山学院が持っているらしい。2年生、3年生が主力の選手たち。来年も活躍間違いなしと思われるが、優勝で気が緩まなければ、条件付きである。

 

無理だ!を跳ねのけ、悔しさの経験

 頑張れる原動力は、「挑戦する力」そして「悔しさ」である。まずは、「悔しさ」や挑戦しようという気力、思い付きがなければ、挑戦しないどころか、挑戦しようなんて考えもしないものである。「無理だ」と決めつけるのも時には大事だが、挑戦してみて出来なければ出来なかったで、悔しさを感じることが重要なのだ。

 孫が、悔しさで大声で泣きだす姿を見て、この子は将来どんなになるかなー、それまで見届けられるかなー、などと考えさせられた正月だった。