ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

新型コロナ感染予防法の方向性

情報の出し方、伝え方に疑問?

  今までも、新型コロナの情報の出し方が気になっていた。今回、”富岳” による分析結果が公表されたことで、情報の出し方、伝え方がおかしいことが、より鮮明になった。情報を出す方も出す方だが、それを伝えるマスコミもマスコミである。

 

人流抑制や人数制限がポイントか?

 何が言いたいかと言うと、「人流抑制」「人数制限」だと言う前に、今回の分析結果のような、データの分析結果から、こうすべきという指針を出して欲しいということである。極端な言い方をすれば、マスクをして、話をしないでいれば、何人集まろうが良い、ということである。つまり、人流、人数には関係ないということでもある。

 

専門家、政治家の意見?

 前から不思議に思っていた。あんなに通勤電車は混んでいるのに、電車に乗ったから感染したという話は聞こえてこなかった。そして、自分で、濃厚接触者かどうか判断せよ、となり、初めて、濃厚接触者の定義が示された。「手で触れることのできる距離(1m)で、必要な感染予防策なしで患者と15分以上の接触のあったも者」である。この内容と今回 ”富岳” での分析結果が非常に似ていることから、いわゆる「専門家」は、こうした事実を知っていて、「人流抑制」「人数制限」と言い続けていたということでもある。「近く(1m以内)で感染予防策(マスク)なしで、15分以上話さなければ」ほぼ、感染は防げるのにである。

 

コロナ感染防止のポイント

 注意点は、「人流」でもなければ「人数」でもなく、「近く、マスク、15分」がキーポイントなのだ。なぜ、肝心のポイントを強調しないで、「人流、人数」だけを強調して言い続けたのだろうか。「専門家」や「政治家」は、本当に、国民一人一人に新型コロナに罹って欲しくないと思っての対策を打ってきたのだろうかと疑ってしまう。最初に「人流抑制」と言ってしまったから、訂正したくない、だから、それを言い続けたということなのだろうか。

 極端な話、学校でマスクを外し食事をする場合、「黙食」すれば、全く問題ないのである。また、子供たちが遊ぶ場合も、遊び方が問題であり、マスクをしていても、1m以内に近づいたり、15分以上遊び続けることが問題なので、近づかない遊びをさせるようにし、15分以上にならないように10分遊んだら休憩をとるような指導方法をすればよいわけで、なぜ、「人流、人数」と言ったポイントを外した注意喚起をするのか理解に苦しむのである。

 

スーパーコンピューター、富岳の分析

 今回の富岳の解析結果は、感染しないための方策がより鮮明になった。

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”富岳”による、新型コロナ感染分析結果(ネットより)

マスクをしていても、50cm以内に近づくと、危ないということである。マスクをしていない場合は、3m以上離れ、マスクをしている場合でも50cm以内には近づかないということを徹底すればよいのだ。「人流」や「人数」が問題ではないのである。

 

国民目線での説明を!

 と言っても、会話している時間や距離にもよることも確かである。この解析では、「イベントで隣の人と会話での影響」、「飲食店での感染のリスク」や「カラオケボックス 歌う時の感染リスク」なども解析しているようだ。今までの「専門家」や「政治家」自身の言動にとらわれることなく、国民に分かるような説明をして欲しいものであり、マスコミもこうした人たちの言動をそのまま伝えるのではなく、国民目線で分かるような伝え方を工夫して欲しい。更に付け加えれば、コメンテーターと言われる人たちはそのためにいる訳だから、高い出演料をもらうだけが能ではない。しっかりと出演料相当の働きをして欲しいものである。