ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

熟議

初雪が降った!

  昨日は初冠雪。県北生涯学習センターで、”熟議” という行事があるので出かけた。途中、阿武隈の山並みを見ると山肌に雪が残り綺麗だった。ついつい、携帯のシャッターを切った。

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薄っすらと雪をかぶる山並み

熟議

 今日の、議題は、「~地域の外国人と共に生きる県北~」。

最初の発表者は、茨城県外国人支援センター、吉澤智也氏である。「我々は労働力を呼んだが、やってきたのは人間だった」という言葉に代表される、日本人の感覚をお話しされていた。ビザの問題、技能実習生の問題など色々な法的な問題もあろうが、10年前の日本人の感覚とは大分今は違ってきているように、私には見える。外国人を見れば英語を話すと考えていた時代とは大分違い、現実を知ったうえで、外国人とお付き合いしている日本人や日本企業になっている。ただ、それだけに法をかいくぐって、外国人とお付き合いしている人たちは始末が悪いとも言えそうだ。

 2番手は、小美玉市が国際化に取り組んできた事例紹介があった。小美玉市、鈴木篤史氏。特に、ゴミカレンダーの製作は、なるほど、と唸らせた。絵が付いているから分かり易く、更に、英語版・インドネシア語版・スリランカ語版・中国語版など色々な言語でカレンダーを作っているのには驚いた。こうした資料を作るのは大変だと思うので、県や国がひな型を作成し、それを利用して各自治体が作成するようにすれば、労力もそれほどかからずにできるのにと感じた。

 3番手は、オンラインで、茨城キリスト教大学の学生が参加した。若者のことばは早いし、オンラインということもあり、老人の私には、あまりよく聞き取れなかった。

 4番手は、日本語学校の校長先生、松浦みゆき氏。外国人留学生に日本語を教えているばかりではなく、留学生の力を地域の作業応援に協力してもらったり、地域の企業と組んで、奨学金や学費の出資に協力してもらったりと地域とのコラボに力を入れている様子が目に付いた。 

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熟議 ~地域の外国人と共に生きる県北~ の様子、於:県北生涯学習センター

多様な外国人

 今、我々は日本語を教えるボランテアをやっている。ベトナム人が圧倒的に多い。その他では、米国人、中国人、フィリピン人、タイ人、インド人など多様である。日本語を日本語で教えるので、日本語を日常使っている人なら、誰でも教えることが出来る。ところが、色々な自治体に行くと、国際交流協会というような組織があり、こうした組織では、未だに英語が幅を利かせている組織がまだまだある。

 英語が全てではないのにである。英語が話せることが特権階級のように思っている人もいるようだ。

 

外国語=英語は、もう古い!

 ベトナム人、タイ人、中国人などは、英語ができる人たちは数が少ない現状にあるのにである。日本に住む外国人には、まず、日本語を広めることからスタートすべきである。英語だって出来ないより出来た方がいいに決まっているが、昔のように、英語ができる人=外国に行ける人(外国を知っている人)、という構図はなくなったとみるべきであり、行く先々で、その国に合う言語を身に付けるべきでもある。

 

第二、第三外国語の時代

 我々が現役で会社にいた30代の頃、もう40年も前である。その当時の上司(部長)が良く言っていた。「英語は最低出来ないといけないが、これからは更にもう一つ言語を話せるようにならないといけない」と。

 40年も経って、未だに出来ないでいる。