天気が良い、風もない、散歩日和だ!
一昨日休んだ反動で、昨日はさっそく歩きに出た。天気は良いし、風もない。こんな時は、川の堤防を歩くのも面白い、と思い、2日前に歩いた道路の川を隔てた、反対側を歩くことにしようと出かけた。その前にも、この先はどこへ続いている道なのかな、などと疑問がわく道があり、そうした道も一緒に片づけてみようと出かけたのである。
川のせせらぎが心地よい
川は、一般的に河口に行けば行くほど、川幅が広くなるというのは、いわば常識のようなものだが、海に近いところでは、そうでもないところがたくさんある。そういった、途中で川幅が広いところでは、浅瀬が多いせいか ”せせらぎ” が聞こえる。そういえば、女房が、我が家の庭で、大きい「ふきのとう」を取ったと喜んでいたと思い出し、そうだ、ついでに、「フキノトウ」も探しながら歩こうと決めて歩き出した。
青く澄み切った空、川のせせらぎ、道も土手、周りは田んぼ、となれば、正に田園風景である。こんな平和な場所を歩いている自分は幸せだ。今、ウクライナでは、逃げ惑う住民が一杯いるのに、などと最近の世界の動きも頭に浮かべながら歩く。
昔懐かしい匂い
すると、なんか、田舎の匂いだ。すると田んぼの中に家が数戸あり、その一角に畜産農家の牛小屋がある。なん十頭も飼っているようだ。そういえば、小学校の頃は、そこらじゅうでこんな匂いがしたもんだ。私の前の道路は、陸前浜街道であるが、そこでも牛が荷車を引いて砂利道を歩いていたもの。そして、時々、歩きながらその牛が、糞を垂れ流し状態で、ぼた、ぼた、と置いてゆく。そんな昔の風景まで思い出させる。
ゴルフ場には太陽光パネルが
そんなことを考えながら、どこか、近道になる道路がこの辺にありそうだが、と歩いていると、見覚えのある ”赤い橋” 。そうだ! と、また、少し歩くと、サンライズカントリークラブの文字。そういえば、30年も前位か、このゴルフ場でプレーもしたし、コンペにも参加した。ふと見ると、”太陽光発電所”の文字。ここも、太陽光になったか。
この辺のかってのゴルフ場は、太陽光パネルに代わっているところが殆どである。団塊の世代がリタイヤして、ゴルフ人口も少なくなったせいだろう。
とうとう隣町に、帰れない!
それはそうと、近道になる横道が見つからない。と、前を見ると、懐かしい交差点が出てきた。見覚えある。これは、更に隣町につながる交差点ではないか。
こんなとこまで来てしまった。それにしても、なぜ、つながる横道はないのか。と歩数を見ると、もう既に8000歩を過ぎている。川伝いに歩いた距離が長かったせいだ。
16,000歩にもなった!
毎週土曜日に、日本語を教えている、学習センターに続く道まで来てしまった。完全に隣町だ。ところが、帰るに帰れないのだ。道がない。仕方なく見覚えのある道まで東(海)の方に向かって歩く。とにかく”帰る道”だ、と思いながら歩いて、結局、16000歩まで伸びてしまった。最長不倒距離ではなく、最長不経験距離だった。
4時間近く歩いたが、「ふきのとう」は、とうとう一個も見つからなかった。時期がもう終わりなのかもしれぬ。そういえば、庭でとったものは普通の3倍位あった。
(つづく・・・)