ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

子どもたちに願いを託す

 朝晩は、何となくひやひやとする、春めいた天気になってきた。

 

消滅してゆく常会制度

 昨日は、午後になって、地域の役員(区長)が家に来て色々話した。その中に、最近特にご近所とのお付き合いが希薄になってきたという話になった。事実、我々地域には、常会制度と言うのがあり、かっては、10軒前後の家庭が集まり、一つの常会を構成していた、町内会制度のようなものだ。そして、10年前には、その常会が20位あったが、その常会そのものが無くなったものもあれば、常会から抜ける人たちも出てきた。つまり、町内にいても町内会には所属しない家庭が増えてきたということである。

 

常会から抜ける理由

 常会に登録されている家庭が300位あったものが、今では200軒を切るありさまである。常会から抜ける主な理由は、年取って、常会の役員が出来ない、と言うことであるが、その他に、常会に入っていても何のメリットもない、と言うのが主な理由である。従って、新しく引っ越してきて地域の住民になった人たちも、常会に登録しない。従って、誰が、地域住民になったのか分からない、という状態になるのである。

 

無投票当選の多い自治体の長

 今朝の新聞を見て驚いた。茨城県内の自治体の長(つまり市長、町長など)の選挙が行われるが、その選挙で無投票当選が、この10年で3割以上になっているという現実である。その理由の主なものは、地域に無関心、となりの人に無関心という人たちが増えてきたということらしい。我々の地域でも、役員のなり手がいないという現実に直面している。地域に関心がないばかりか、地域のために汗を流す人がいないということである。

 

ボランテアのなり手がいない

 地域の独居老人に年に数回食事を提供したりしている、ボランテアグループがあるが、このメンバーも10年以上変わっていないらしい。最近では、提供している側が高齢者と言う例もあり、笑い事ではないらしい。時代の流れが速すぎて、昔の「隣のおばちゃん、おじちゃん」などと子どもの交流も、少子化の傾向と相まってなくなってきたようだ。

 

ゲスト・テーチャー制度

 そんな中、2年ほど前に、Guest Teacher(GT)制度ということが始まり、市内、近隣市で、小学校などへ行き、年寄りが経験話をする機会が何度かあった。  

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左:GT制度で、話をする私 右:別な小学校で話をしたら、写真が送られてきた

 子供たちの前で、自分の経験談を話すのである。もちろん、子どもたちが興味を持ちそうな話題を選りすぐって集めて話すのである。私は、海外での経験談を話した。

 

世界おもしろ発見クラブ

 そして、今回その流れで、「世界おもしろ発見クラブ」という集まりで、所属している子供たち(小学校4年~6年生)に、話をすることになった。この世界発見クラブは、海外の学校と手紙のやり取り、写真のやり取りをしていろいろな海外の情報をしるということと、英語でのやり取りになるので、英語に慣れるという両面を持っている、ボランテアクラブである。

 

子どもたちに対する願い

 子供たちの前で話をするのは、年寄りにも楽しいことである。こうした子供たちが、大きくなって、近くの年寄に興味を持ち、ご近所さん付き合いをしてくれる大人になってなってほしいと願う。

 そんな願いを込めながら、忘れかけたパワーポイントの作成に精を出している。