ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

フィリピンの魅力(47.病院に入院したら・・・)

季節が変わる

 昨日あたりから、だんだん暖かくなってきた。庭の木の芽が一斉に吹き出し、花があちこちで咲き出した。

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左:雪柳の花   右:ボケの花

 つい先日まで咲いていた梅の木の脇で、一斉に咲き出した雪柳の木。毎年、花の時期がが終わると、丸く刈り揃えるが、咲き出すときはいつもこうなる。

 そして、ボケの木である。親父がいつだったか、得意そうにどこからか買ってきて、赤と白の花が混ざり合って咲くボケだと言っていたのを思い出す。恐らく接ぎ木か何かでこのようにしたのだろうが、脇から出てきた新しい木を切って植えてみたら、赤の花しか咲かなかった。最近、椿の木で、赤と白が交じり合って咲く木を見た。

 

病院で当時ビックリしたこと

 今日は、フィリピンの話題を書いてみたいと思う。今朝、昔、フィリピンで一緒だった人と電話で話した。当時の話は今でも通用するのかどうか聞いてみた。すると、今は変わった、と言うではないか。私には信じがたい話であった。

 さて、これからの話は、通じるのか、通じないのかよく分からないが、当時の様子を書いてみる。

 病院へ行って一番ビックリしたのは、土足のまま、診察室などに入ることだった。今では日本でも、どこの病院でも、外を歩いた靴のままで診察室、病室などに入るようになっているが、15年前、日本では、殆どの病院が、玄関でスリッパに履き替えて、スリッパでペタペタと歩いて、診察室や入院病棟の病室などへ入ったものだった。ところが、当時、フィリピンでは、土足のまま診察室その他に入っていた。フィリピンは、日本文化よりアメリカ文化の方が早く影響を受けるので、日本なんかより早くそのようなシステムになっていたのだろう。

 

診察室・措置室のドアが解放

 さらに驚いたことは、診察室か治療室か分からないところのドアが開いていたが、その中で医師が治療をしている。当然、医師も普通の靴のままである。そして、患者の口を開けて、胃カメラか何かを口に挿入している。この光景は、流石に日本では見かけない。日本では、ドアがきちんと閉まられ、中の様子は、外部の者が伺い知ることはできないようにしている。

 

お金がなければ病院にかかれない

 良く、外国ではお金がないと病院にも入れないというが、確かに手付金のようなまとまったお金が必要だった。ところがフィリピン人は、貯金がないのが普通であるので、そうなると知人などに借りまくりお金を工面する。この時は、彼らより多少お金持ちの私が立て替えてあげることになった。

 そして、驚いたのは退院する時である。入院中の治療代・入院費を払って退院するのだが、その時、医者に対する謝礼金も払うのである。それも公然と要求された。どうも患者の経済状況に合わせ請求が出てくるらしいのである。病院の事務員が請求書を作り請求するのだから、医師の技術料のようなものかもしれない。

 

処方箋なしで薬が買える

 一般的に日本人の場合、日本人会の診療所へ行くので、日本のシステムそのままであるので何の不都合も感じないが、ただ、一つだけ違ったのは、薬の受け渡しである。日本のように診断書とか薬の処方箋とかを持って行かなくても薬は変えた。私は尿酸の薬を飲んでいたが、病院に行かなくても、自分で薬の名前を言えば買えたのである。

 そして、しかも薬の値段が格段に安かったのを覚えている。10分の1位だったように記憶している。それでもフィリピン人の年収からすれば高いのは確かではあるが。