ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

覚えるには、メモを取る

入国始まった技能実習

 昨日は、1年ぶりに「さくら日本語学校日立市)」の技能実習生に日本語を教えるために、日立市まで出かけた。コロナの関係で、新規の技能実習生の日本入国を禁止していたためだが、その規制が解除され、入国が始まった。

 ベトナムからの実習生2名である。一昨年は、4名だったが、昨年は規制のため入国者がなかった。 毎回思うことだが、入国者は当然若者が多いが、一昨年もそうだったが、必ず、20歳前後の実習生に30過ぎた実習生も混ざっている。今年も、一人は 21歳独身、そしてもう一人は32歳の子持ちの若者である。

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左:日立市の桜(平和通り) 中、右:我が家の花々

日立市の桜

 日立まで車で1時間弱かかるので、あまり行かないが、若い時は日立関係の会社に勤めていたこともあり、勝手知ったる日立の町であった。その中でも、今の時期、日立市で有名な場所と言えば、「平和通りの桜」と「神峰公園の桜」である。

 しばらくぶりに、平和通りの桜を眺めて、写真を撮った。残念ながら満開の時期は外したようで、散り始め、桜吹雪そして葉桜になり始めていた。ついでに出がけに撮った我が家の花も載せる。

 

技能実習生に教える

 一昨年は、朝9時から夕方5時までの授業、午前4単位、午後4単位の授業だったが、今年は、半日づつにしてもらった。昨日は、13時25分から17時までの授業だった。実習生は、この日本語学校で1か月ほど勉強した後、茨城県内や千葉県内の企業に分散してゆくのだが、この勉強期間が実習生には義務付けされているらしい。

 ある程度、母国で出発前に日本語を勉強してくるので、苦労はするものの、日本人との会話は、なんとかできるレベルにはある。しかし、そうは言っても、日本語を教えるには、「やさしい日本語」を使い、「ジェスチャー」を交え、「絵を見せ」ながら、何度も同じことを言いながら、相手に覚えさせることが重要である。

 

昨日教えた実際の日本語

 昨日は、「朝、昼、夜、別れ際」に使う挨拶、「これは・・・ですか」「はいそうです」などのモノを尋ねる言い方、「右を見て下さい、読んでください」などの指示される言い方、聞き方などを教えた。そして、漢字の勉強もである。数字の読み方(四:し、よん)、書き方、書き順などを勉強した。

 二人同時に教えると、小学校などの授業と同じで、出来ない人にレベルを合わせて教えることになる。また、教科書にないことや漢字なども、ついでに教えるが、熱心な実習生だと、それをメモしたりするものだが、そのまま聞き流してしまう実習生もいる。この辺のところで、この実習生は、日本で成功するかどうかがある程度わかってしまうのは、日本人の学生・生徒と同じである。

 

覚えるスピードが違う年代差

 毎回そうだが、若い実習生と30代の実習生では、覚えるスピードが全く違う。1回聞いて覚えるのが20歳前後、3回くらい聞いて覚えるのが30歳代である。我々もそうだったのかなぁー、と思わず思ってしまうが、70歳代では、10回聞いても覚えられないのは、当然と言えば当然かもしれない。でも、メモすることは重要だ。そうすることで覚えるスピードが、全く違ってくることは確かだ。

 昨日は、実習生と接して、改めて、そんなことを感じた一日だった。