ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

古い車でも、ベストだ!

古い車でも、ベストだ

 2週間ほど前だったか、車にぶつけられた。この記事は前にも書いたかもしれないが、書いたか、書かなかったかも、最近うろ覚えである。二日前に修理を終え戻ってきた。大分時間がかかった。その間レンタカーを代車として乗っていた。比較的新しい車で快適かと思ったが、やはり自分の車と代車では全く違う。所詮「借り物」である。なんかカーナビといった一部に便利なより良くなった設備もあるにはあるが、不便でも、自分の車はベストである。

 

走った! 77,777㎞

 そんな時、ふと、走行距離を見たら、77771kmを指していた。そうだ、記念に7並びの走行距離を撮っておこうと、6km走った後に、広い道路に止めて、距離計を写真に収めた。

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走った! 77777km!

つまらんことだが、こんなチャンスは滅多にない。

 

アナーザーストーリーズ

 NHKテレビ番組である。途中から見始めたのでストーリーは良く分からないが、山一證券の破綻を扱っていた。いろいろな人の立場からから見た破綻の経緯の物語だった。破綻をスクープした雑誌記者、破綻の数か月前に、不正融資について何も聞かされずになった社長、それを支えた常務、そして、当時山一證券でトップのセールスマンの行く末などだった。最後には、社長の記者会見の様子。「社員は何も悪くない!悪いのは私たちです!」と涙しながら絶叫する社長。ずっと、社長と同行していた元常務が言う。「あれが、社長の本音です。最後に社長の本音が出ました。」

 この社長だって、ある意味被害者だった。何も知らされていなかったのだから。

 みんな紙一重の綱渡りだったが、良い方に転んだ人もいれば、悪い方に転んだ人もいる。つくづく、人生は紙一重だと感じさせる。その後の社長がどういう人生を歩んだかは触れられなかった。

 

フィリピンでの経験

 この番組で、私のフィリピンでの経験を思い出した。工事しか経験のない私に当時の会社幹部は、フィリピンの会社の経営を任せてくれた。赴任までこの会社は、利益も出ていて順調だと思っていた。

 ところが会社の実情を知るにつれ欠陥が分かってきた。そして、一部事業の撤退をしなければという決断になった。それには関係する従業員をやめさせなければならない。フィリピンで従業員を辞めさせるには、家族からの逆恨みを覚悟する必要があった。散々、いろんな経験者と相談して、やっと従業員を辞めさせるところまでこぎつけた。

 そして、その当日、辞める従業員からは、笑い顔とお礼の言葉をプレゼントされた。これには、涙したものだった。

 

ベストな関係

 会社の大小はあれ、従業員やその家族を思う気持ちは、同じものだなぁーと、つくづく感じた。上司・部下という関係にあっても、心が通じていれば、同列の戦友である。たまたま、上司と部下の関係になったに過ぎない。

 古い車がベストであるように、心が通じた戦友はベストである。