ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

世界で一番訪問したい国

改革意欲がない

 今朝は、まだ暗いうちに目が覚めた。目が覚めると、いつもの癖でテレビを点ける。今日は、名前は忘れたが討論番組の終りの方だった。田原総一郎が司会の番組だ。そして、気になった言葉があった。「今の若い人は、改革意欲がない」というものだ。年寄りの討論番組のようなもので、30代、40代は2,3人しか参加していない番組だから、こういった意見も出るのもやむを得ない。

 

安定した収入・生活を求めて

 そして、その理由は、今の人は安定した生活を望み、大企業に勤める人が多いとも言う。そんなことはない。昔だって、私たちのように、大企業に勤めれば食いっぱぐれがないと言われ、こぞって大企業に勤めたものだ。ただ、その中でも、一部の学生は、自分で会社を興すとか、海外に活路を見出すとかといった人たちもいた。

 

がむしゃらな世の中から安定した世の中

 昔の我々の時代、昭和40年台に就職した人たちの親は、戦後で苦労しており、高度成長期を過ぎて、ともかく安定した職を身に付けることだけを望んだことは確かである。一方、我々の子どもたちは、そこそこ安定した時代に育ち、何でもお金を出せば買える世の中になった。変化を求める必要のない時代に育ったことで、がむしゃらに変化を求める必要もなくなった。

 

年寄りにナットなど必要ない?

 その番組の討論会に30台と思しき人物が参加していた。そもそも、司会の田原総一郎さんが、人の意見を途中で遮るのが悪いと言い出した。つまり、これは単なる例であって、若い人の意見を聞かない、というのも、今の年寄り(70歳台以上?)の特徴かもしれない。そもそも、パソコンは出来ない、インターネットなんか知らない、携帯なんて使い方が分からない、そういう人たちだから、まともに若い人たちの話を聞いても分からない。だから、話を遮る。

 

簡単に調べられる

 そういうことだけでもない。昔は、読めない字や意味の分からない字やがあれば、分厚い広辞苑を開いて調べた。もっと分からないことは近くの図書館へ出かけて調べたものである。専門書を紐解いても調べるというようなこともあった。ところが、今は、携帯からインターネットで探せば、すぐ、答えが分かる。

 外国人に日本語を教えているが、例えば「綺麗な」という言葉を、日本語を知らない外国人に意味を教えようとしたら大変である。しかし、彼らの携帯で、「kireina」と入力させて、彼らの言語で調べさせれば、わずか1分もしないうちに意味が通じる。そんな世の中なのだ。

 

世界で一番行きたい国、日本

 今、日本は、世界で一番行きたい国だそうである。私も、数十か国(アメリカ本土を除く)を訪問して、思うことは、「日本が一番」ということである。私は、てっきり、生まれ育った国だから、そう思うのだろう、と思っていたが、どうもそういうことでもなく、日本が、世界の人たちも行きたいと思うような国になったということなのだろう。

 

常に改革の意識を

 美しい風景などの自然は変えられない。しかし、人を思う気持ちや風土・習慣は変わってゆく。また、悪しき習慣や決まり・規則の類は、変えていかなくてはならない。資源がない国の辛さは、ウクライナ問題で十二分に分かったはず。日本には資源がない。その日本をどうするかを考えるのは、日本人である。常に「改革」を考えていかないと、世界から見放されるような国になってしまう。そういう危機感は常に持っていなければならないだろう。

毎年咲く。まだ、七分咲きだが、我が家のつつじ(霧島)