ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

忙しい、土曜の夜

土曜の夜は?

  土曜は、「寅さん」であり、「人生歌がある」である。どちらも、7時から佳境に入る。二つの番組の良いところを両方見ようと、毎週奮闘している。「寅さん」では、今回のマドンナは誰かと注目し、「都はるみ」と分かったところで、「演歌」へと切り替える。好きな歌手なら、その歌を聞く、終わるが早いか、チンネルは、またまた「寅さん」へ。

 こんな具合に、チャンネルを変えるコントローラーはフル稼働である。時々、コントローラーもお疲れと見えて、言うことを聞かなくなる。サボタージュである。

 

男はつらいよ

 昨日の「寅さん」では、三度も四度も涙を流した。よくもまー、こんなに人を泣かせ笑わせる番組を作ったもんだ、と感心させられる。寅さんも寅さんなら、柴又帝釈天のとら屋の面々も、実に性格の良い人ばかりだ。人のいい寅さんが、出先で言うセリフ、

 「柴又帝釈天に『とら屋』という『団子や』がある。俺がいなくても、そこに、人のいいおばちゃん、おじちゃん、そして妹のさくらがいる。彼らが悪いようにはしないから、東京へ来たら尋ねたらいい。」

 なんという良いセリフだ。寅さんが、100%信じ切っている家族。そして、その家族は、誰にでも、どこまでも、やさしく親切だ。

 

人生歌がある

 そんなに「寅さん」を視てる暇はない。演歌、演歌だ。昨日は、千昌夫の話がたくさん出た。遠藤実の門下生。師匠、遠藤実との思い出話、司会役の五木ひろしとの出会いの頃話に、スタジオが湧く。ともかく話が旨い。人を引き付ける魅力がある。独特な東北訛りも魅力である。話に意外性や郷愁、そして人の好さがにじみ出る。

 みんなで、千昌夫の歌を歌う。さすがプロだ。千昌夫以上に上手に歌う人もいる。そんなの良いのかなーなどと、ちょっぴり心配になる。

 

再度、寅さん

 心配と言えば、「寅さん」がどうなったか。都はるみ扮する「東はるみ」が、歌うのが嫌になり、一人旅に出て寅さんと会い、寅さんと何日か楽しい、歌手では経験できない旅をする。そして、事務所の人に見つかり、コンサートに戻され、再度、歌を歌うことになる。コンサートで、寅さんとの思い出を語る。その観客席には、寅さんからもらった招待券で見に来た、「さくら」と「ひろし」。

 そして、一方では、毎度のことながら、「東はるみ」と別れて、寂しく柴又に帰る「寅さん」。傷心ぶりに心配する家族。いつもの、パターンだ。決まったパターンで、結末も想像できるが、それでも見てしまうのが「寅さん」である。

 

再度、人生歌がある

 今日の出場者の中では、市川由紀乃が好きだ。先日、歌番組を見ていたら、若い頃の市川由紀乃が出ていた。「あれ! この人、市川由紀乃?」と思うような風貌だった。女性は、歳と共に大きく変わる。歌も、若手(?)歌手としては、非常にうまい。そして話しっぷりも、生意気な感じがせず素敵である。どうして、結婚しないのかなぁー。

 

再々度、「寅さん」

 そんな時、「東はるみ」が、柴又「とら屋」へやってくる。上や下への大騒ぎとなる。「タコ社長」の会社従業員の前で歌う。そして一段落して、寅さんと話す。打ち明ける恋。また、振られた! いつものパターンだ。ニコニコ顔の寅さんの顔が一瞬曇る。この辺の表情は、渥美清の演技力だ。

 そして、寅さんは、「東はるみ」への淡い恋に破れて、旅へ。

 

出来ない、一挙両得

 絶対、彼女(市川由紀乃)の歌は見逃さないぞ、と思って視ていたら、やっぱり見逃した。一挙両得とはいかなかった。

 

 でも、来週も、コントローラーにお世話になるだろう。