ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

初夏、晴れ晴れ

初夏を告げる「鵜飼」

 今日は、鵜飼の話題である。「初夏を告げる鵜飼」だそうだ。新聞の記事である。そうか、なるほど、と膝を打ちたくなる。そういえば、「春を告げる鳥」は「春告鳥」と書いて、「鴬」を意味する。

 

春を告げる鳥(春告鳥)

 またまた、困ったときのネットである。じゃー、「夏を告げる鳥」ってあるのか?と調べてみた。ホトギスを言うらしい。「夏告鳥」と書くのか、と思ったら、「時鳥」と書くのだそうだ。興味がある人は、ネットでも見てみたら良い。ちなみに「春告魚」も「春告草」もあった。つまり、暗ーい冬から抜け出し、いかに、昔の人たちが、春を待ったかが、知れようというものである。

 

日本で唯一の鵜捕獲場(鵜の岬

 そうだ!「鵜飼の話題」だった。鵜飼の話と言うより、鵜の話である。茨城県北部に十王駅というJRの駅がある。そこから歩いて30分から40分海岸線にある「鵜の岬」という場所がある。日立市十王町である。そこで捕れる「ウミウ」が、長良川はじめ各地の鵜飼で使われている。日本でただ一つ認められた「鵜」捕獲場である。

捕獲場までのトンネル  鵜の輸送用カゴ   鳥屋(とや)とウミウ

鵜の捕獲

 ウミウは、太平洋を季節に応じて渡るが、疲れたウミウが休む場所が、十王地区にある鵜の岬の断崖絶壁の上である。それらのウミウを狙い、鳥屋(とや)と呼ばれる小屋をあらかじめ作り、そこに「おとり」の鵜を止まらせておく。「おとり」に誘われ、休憩に岸壁の上に止まったウミウの足に、カギ棒をひっかけて、鳥屋に引きずり込み、捕獲するという寸法。その捕獲場までは、写真にあるトンネルを歩いて行く。捕獲時期でなければ、見学できるので、まだの人は一度見たら良い。

ネットから(料理、国民宿舎建屋、太平洋の風景)

 なお、ウミウの捕獲場見学もよいが、この鵜の岬には、日帰り温泉国民宿舎も併設され、特に、国民宿舎は、日本一の集客率を誇る。我々地元の人間でも、なかなか予約が取れないのだ。

 

長良川演歌

 長良川と言えば、「長良川演歌」。五木ひろしが歌っている。

長良川演歌」歌詞

やっと初夏がやってきた

 初夏の風物詩の「鵜飼い」。演歌の歌ができるほど、夜のかがり火に写る鵜飼いの様子は、それだけで抒情をそそる風景と言える。

 やっと、寒さを感じなくなった今日この頃。初夏らしい気候になってきた。気分も晴れ晴れである。それに伴い、体調も良くなるから不思議だ。