ミドさんのブログ

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フィリピンの魅力(54.幾らでも採れる”ウニ”)

フィリピンの魅力シリーズ

 この「フィリピンの魅力」シリーズも、終わりに近づいてきた。このシリーズは、2021年4月10日から、「世界おもしろ昔のはなし」として、海外出張の経験をもとに86話まで書いた。そして、10月24日からは、「フィリピンの魅力」として、フィリピンに焦点を当て書き綴ってきたもの。そして、今日が54話目である。フィリピンの話題は、色々飛んで、ダブった記事もある。今日は、「ウニ」の話題である。

 

マニラのリトル・トーキョー

 マニラに「リトル・トーキョー」というエリアがある。世界の大きな都市に行けば、同じ名前の食堂街があるものである。フィリピンにも例外なくあった。今どんなになっているかと思って、ネットで調べてみた。

左:懐かしい赤い鳥居、中:鳥居を中から見ると通路、右:店内と日本と変わらぬ料理

あったあった。昔と変わらぬ「赤い鳥居」である。ここで食べると、鳥居の前に車を待たせて置き、中道を通って、足早に車に乗り込み帰宅したものである。もちろん、店の名前も変わっているが、雰囲気は20年前とほぼ一緒である。

 

いざ、”ウニ(雲丹)” 採りに

 そして、今日の話題は「ウニ(雲丹)」だ。このリトルトーキョー仕入れた情報で、フィリピンの海で一杯「ウニ」が採れるというのである。そこで、早速、休みに行ってみることにした。高速道路を乗り継いでマニラから2時間。マニラから西の方にある海水浴場に着いた。こんなところで「ウニ」なんてあるんだろうか。

 

そこは海水浴場、「ウニって?」 

 確かに、日本の江の島などの海水浴場とは違い、少し深そうである。湾状になっており、波は静かだが、あちこちに筏(いかだ)が浮いている。そこで、レンタルの船を借りてウニのある場所へ行くようだ。

 ところがである。今ならネットで調べ、ウニの写真でも持って説明すれば分かってもらえるが、ウニと言うのはどういう形をしたものか、現地のフィリピン人は分からない。それはそうだ。あんなもの気持ち悪くて食べない、だから、一杯あるわけで、見たことすらないフィリピン人も多くいたわけだ。あちこちの舟屋に聞いて、やっとわかる人を見つけ船を借りで、いざ出航である。

 

確かに、一杯採れる

 そんな大げさなもんじゃなかった。10分もすれば、その場所に着いた。それからは、船頭さんが海に飛び込む、採ってくる。私が船上で品定めをして、駄目なものは海に戻すの繰り返しだ。採ってきた一つを食べてみた。そこそこ甘く、確かにウニはウニである。すぐ、軽く100個位は採れた。これらは、家に持ち帰り、全部中の身を取り出し、冷凍庫にしまい込み、それからしばらくは酒のつまみに事欠かなかった。

 

筏で遊ぶ、海水浴場

 この海水浴場だが、ウニを採った後、海の上に浮かぶ筏が面白そうなので、筏も借りた。そして、筏の上でバーベキューである。日本ではなかなかこんな風景にはお目にかかれない。フィリピンならでは、こんなことも出来るという、フィリピンの魅力である。もう20年も経ったが、今でもウニは採れるのかなーなんて考えたりもする。多分、甘さが今一つなので、安くても、日本では売れないだろうから、採っている人はいないような気がする。