ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

孫にも衣裳

 今日は一日中雨。昨日は、地域の一斉清掃だった。年に一回、6月の第一週日曜日に、地域の人たちが全員出て、家の周りの清掃をする日である。塀の周り、道路の脇に生える草取り、下水の堀の中の泥の撤去などなど、普段、「あそこは、ちょっと」と思うようなところの草取りを中心にした、清掃である。この行事は、私が地区に役員をしていた時も、その前からズッと地区に伝わる行事となっている。

 消防団が出て、下水に水を勢いよく放水してくれる。詰まった泥も、一気に流れる。下水の蓋を元に戻す。結構重労働作業もある。

 しかし、地域の人たちと、ワァワァ言いながらの作業も楽しいものである。2時間もすると市に頼んでいた清掃車が、ゴミの回収に回ってくれる。そして、綺麗になった道(県道・市道・私道)を眺めながら一服と言うところである。昔は、それから、地域の人たちでそれぞれの常会に別れ、一杯やったものである。

 普段、そんなことに全く興味を示さない女房殿も、他人様の関係もあり、早々に顔を出す。自分の庭が草ボウボウも何の苑である。マァ女房どもは、どこもかしこも同様な気がする。世間体を気にして生活する動物である。

 そして、早めに寝た。ハッと目が覚めた。いつもの行動で、テレビを点ける。疲れたのか、4時過ぎだった。4,5時間寝たか。

 すると、和服姿の二人が歌を歌っているではないか。演歌のようだ。ところが、一人は、「都はるみ」と分かったが、もう一人は、分からない。寝ぼけているのかと思い、目をこすりながら再度見る。なかなか、アップにしてくれない。アップになった。でも、まだ、分からない。都はるみと話しているのだが、その話をよく聞く。すると、20数年前のNHKのテレビ番組と分かり、更に、「テレサ・テン」だということが判明。

それぞれに自分の歌を歌い(左・中)、二人でドュエット(右)

 これは珍しい、と思って、携帯のカメラで撮り始める。もう和服姿は残念ながら画面には出てこない。いつものテレサ・テンであり、都はるみだ。

 それにしても、テレサの和服とは驚いた。衣装は、和服だったが、話の内容の、歌のトーンも、歌い方も、昔のまま、当然ながら、都はるみも、昔のまま。そうだと思いながら、生年月日を検索してみた。都はるみは、なんと私と十数日違いだった。そして、テレサは、5年若い。

 また、二人の声が似ていることに気づいた。細かなバイブレーション全ての声に入っているのだ。少し、テレサの方が高いが、非常に似ている。大発見である。この放送は1994年の「二人のビッグショー」の再放送である。

子供時代を紹介する二人

 和服を着ても、テレサ・テンは、テレサ・テン。中身が変わるわけではない。「馬子にも衣裳」とはいうが、正に「孫にも衣裳」である。

 人間の生き方として、「馬子にも衣装」にはなりたくないと思っている。見せかけではなく、自分の味を出したいものだ。