ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

人生、道半ば

26歳 旅ヲ思フ

 毎度のことながらテレビを点けた。すると、「26歳、旅」という語句が目に飛び込んだ。「何だ?」。「おもしろそうな番組だな」と思い、ネットで調べてみた。「26歳、旅ヲ思フ」というNHKの番組だそうだ。今度、気付いたら見てみよう。

 ネットを見ると、旅をするのに程よい年齢が26歳ということのようだ。なぜ? つまり、世の中の仕組みが分かり、会社をはじめ、色々な社会に対し、思うところ、感じるところが、出来始める年齢ということのようだ。

 

適した、旅年齢

 翻って、自分の人生と重ね合わせてみる。26歳といえば、私が結婚した年齢だった。親に反対され、親戚にも反対され、今思えば、世の中を知らない若造が、結婚したいと思った年齢だった。そして長い旅に入った。旅の入り口は、ひょっとしたら早過ぎたかもしれない。二度と同じ人生はないので、こればかりは誰も分からない。

 そういった意味でも、26歳という年齢は旅に適しているのかもしれない。ただし、である。大学出て会社に入るのが、22歳。会社でやっと、教えられながら一人で仕事ができるようになるのが26歳という年齢でもある。すると、そこで、「土日や連休を使った旅」くらいが関の山である。

 

24歳、初めての世界旅(出張)

 旅といえるかどうかは別にして、24歳で一人で海外出張に行かされた。この時の失敗録はブログでも前に書いた。思いがけない経験もしたし、世界には、いろいろな人達がいることも知った。それぞれの国によって、風俗・習慣・価値観など、あらゆるものが違った。この時のインパクトは凄かった。日本国内すら、修学旅行位しか経験したことのない24歳が、いきなり海外出張である。

 そして、次に、インパクトがあったのが、30歳の時のオーストラリアだった。この頃、日本は世界でも有数の工業国だったと思っていた。「・・・ではの神」だったころである。そして、その日本人が、人種差別に会ったのである。白人と黒人の間の人種差別の話は、もちろん聞きおよび知っていたが、日本人が人種差別に会ったのである。

 

人種差別で、自慢の鼻をへし折られる

 当時、アメリカでも同じことがあったかどうかは経験がないので分からない。当時アイリッシュと呼ばれる人種が多かったオーストラリア。イギリスとアイルランドで差別があったかどうかは別にして、田舎者であるアイルランド人である。オーストラリアに来て、そこにやってくる日本人を蔑みたいという気持ちも分からぬわけでもないが、そうした感情から出た人種差別だったのではと思っている。

 

大学生の旅

 前置きが長くなったが、旅は良いものである。たった一泊の旅行だったが、思い出に残っている旅がある。20歳を少し過ぎた頃だろう。千葉に下宿していた私は、下宿仲間と学生仲間で房総半島を自転車で回ったことがある。千葉から出て、太平洋岸の外房、御宿で一泊し、内陸を回って千葉に帰るサイクリング旅である。

 今朝、当時の仲間に聞くと、自転車はレンタル会社だったか、自転車屋さんだったかで借りて4人で旅したらしい。詳細はすっかり忘れたが、でも、20歳そこそこの学生が、同じ仲間との旅である。どう転がっても、楽しくないはずがない。

 

人生の旅は?

 人生の旅は、まだまだである。「まだ、旅半ば」と言ったら言い過ぎだろうか。残りの人生の旅も楽しく過ごしたいものだ。

 「毎日が日曜日」。やりたいことがやれて、幸せな時を過ごしている。これも ”健康あってこそ” である。