ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

ロシア・中国への贈り物

終戦77年

 今日で、終戦77年を迎える。1週間ほど前から、新聞記事では、太平洋戦争の末期の様子が、かっての日本軍兵士だった人たちの経験談として載っていた。どれも、これも悲しい記憶である。殆どの人が、傷ついた戦友を見殺しにして、戦地を離れる悲惨さを経験している。そして、それを心の奥深くにしまい込み、何十年もの間、誰にも明かさなかった人たちの話である。

 

侵略国の指導者は何を・・・

 その記事を読むたびに、胸が張り裂けそうになる。私は、戦後生まれである。幸いに、近くの親戚には、戦死した人はいない。しかし、今、現実に、ウクライナでは毎日何十人、何百人、何千人という人が戦死し、傷ついているのである。

 戦争を始めた、プーチンは、どんな頭・性格をしているのか。自分の身内に、戦傷者・戦死者が出ても平然としていられるのか。殺人鬼としか言いようがない。

 こんなことで、ロシア国民を差別してはいけないことは分かっているが、知らず知らずのうちにロシア人を嫌いになりつつある。

 

台湾は・・・

 そして、中国である。幸いにも、まだ、台湾への侵略はない。習近平指導部をどこかで、かすかに信じている。同じアジア人だからだろうか。かって袂を分かった台湾を、なぜ一つの中国と、自分の国のような言い方をするのか。主義主張が違っての別れ方である。香港のように一緒になることを約束された別れ方ではないのだ。両国が同意して一つの中国になるなら、それもいい。しかし、現在は、明らかに違っている。

 

相いれない国民性

 今まで、会社員として世界を回ってきた。仕事の関係から、それぞれの国で、人間対人間の付き合いをしてきた。そんな中でも、人間として、私が、違和感を持つ国民性の国は、数か国しかない。考え方、もっと言えば、教育方針が全く違う国々である。それぞれの国で方針が違うのは仕方ない。だからと言って、他国を強要するのは異常である。独立しているウクライナを自分の国の一部だと思い込んでいるプーチンは異常だ。

 

ウクライナ侵攻

 考え方は違っても、太平洋戦争終盤で、かっての日本軍が味わった悲劇を二度と繰り返してはいけない。なぜ、他国は他国として認めてあげられないのか、理解に苦しむ。

 ウクライナにまだ戦争を仕掛けられてもいないのに、ロシアは、攻められる脅威を感じるとして先手を取って侵略始めた。荒れ荒んでいくのはウクライナの国土である。

 

小さな台湾・日本

 台湾に至っては、中国に、何をしたというのだろうか。ロシアも中国も国土が大きい。台湾や日本のような国土の狭い国ではない。しかも、資源もたくさん出る。何が不足なのか。「金持ち喧嘩せず」の姿勢であって欲しいが、ありきたりのその辺の地主よろしく、大地主になればなるほど、隣の土地が欲しくなり、土地にはこだわりを持つようだ。

 

太平洋戦争、敗戦国からの贈り物

 100歳前後のかっての日本兵がパソコンをたたき、経験談を本にすることが出来たと記事が載った。それもよいが、是非、英訳でも露訳や中訳もして、何万部も、世界中での本屋さんで販売して欲しいし、それぞれの国に、無償で送り届けてもらいたいものだ。

 現在の指導部ばかりではなく、今後それぞれの国を背負う若者たちへの贈り物として・・・。