日本語ボランテア
前にも何度も書いたが、日本語を外国人に教えている。通常は、近隣の企業に勤めている、技能実習生や特別技能社員(3年以上の技能実習を経て、新しい地位・資格を与えられる)を相手にしての、対面式での日本語教育である。
このブログを始めて以来、最近になって、外国人の少し日本語をかじった人たちから連絡が入る(メッセンジャー、ラインなど)。おかしな日本語を相手にしての交信である。すると、日頃の日本語教育の虫が疼く。
ついつい、日本語を教えたい感情になるから、ボランテアとはいえ、一種の病気になっているのかもしれない。
シリア難民との交信
左三つは、現在シリアの避難民キャンプにいる人との交信である。最初は日本語ができないと言ったので、英語で交信を始めた。日本語には、ひらがな・カタカナ・漢字という三種類の文字があると言うと、グーグルの翻訳機で勉強を始め、ひらがなを教えてくれという。早速始めた。私自身、グーグルの翻訳機そのものが知らないので、どうやって教えたらいいのか、現在模索中である。
それにしても難民生活は厳しいようだ。食事は何を食べたか聞いたら、Boiled riceだったようで、こちらが刺身などで晩酌をやっているのが、申し訳ないようである。
中国人若き女性経営者
そして、問題の右二つである。この人は、日中混血で、中国人のお父さんの急死で会社を譲り受けた若き女性経営者である。この人も口には出さないが、翻訳機の文章をそのまま送ってきている文章は、やたら漢字が多く、意味が良く分からない(写真右から二番目)が、一番右のように自分の言葉で書いた文章は、少し変なところもあるが、全体的に非常に良く分かる。
日本語を教えようとすると、自尊心が傷つくのか、余り受け入れようとしない。不思議なことに日本の大学を出ているが、中途半端な日本語という感じである。
疼く日本語教育魂
この他にも、日米混血など数人いるが、日本語での交信を楽しんでいる感じで、あまり参考にならないし、交信の意欲も沸かない。
ただ、この上記二人は、外国の状況も教えてくれるし、そこそこ日本語を教えたいという、こちらの要望も満足させてくれることから、続く間は、どうやって日本語を、ラインやメッセンジャーなどの媒体を使って教えるかに挑戦したいと思っている。
70半ばの手習い
こうした媒体では資料も送れるし、読み方なども教えられる。しかし、発音だけは対面式でないと教えられない。そこで、翻訳機に発音させる方法で教えられないか、現在考慮中である。この人たちを使い、是非試してみたいと考えている。
70歳半ばでの挑戦だが、また、一つ仕事が増えた。楽しみでもあるし、そして、面白そうだ。一つの難点は、中国はまだいいが、中近東となると6時間ほど時差があるので、これが唯一の難点ではある。