ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

です 日本 なつ

翻訳機なら日本語が分かる?

 「です日本なつ」で始まった会話。 

冒頭のタイトル、日本人ならだれでも ”おかしいな” と思うはず。「ひらがな・カタカナ・漢字」が分からない外国人が、「これで、意味が通じるのか」と翻訳機を駆使して送ってきた日本語。勿論、日本語になっていない。

 

日本の構文に戸惑う外国人

 でも、日本人なら英語を習った時に、構文の順序が日本語と英語では逆になっていることに戸惑ったはず。今、シリア難民がその戸惑いに遭遇している。いろいろなやり取りをして、翻訳機を使いながら日本語を教えてみようとなった。期せずして、彼女からも、同様の提案があったからだ。

 今日からこの方式で、日本語の教科書を使って教え始めようと思っている。

「です日本なつ」で始まった、シリヤ難民との交信

 「ありがとう」を「今日はありがとう」という文章に変えてあげ、昨日の勉強は終わった。

 

普通の日本語教育と基本 

 今、定期的に教えている技能実習生を中心とした日本語教育であるが、この人たちは、ある程度日本語を母国で習ってきた人たち。日本では構文の順序などは教えず、「やさしい日本語」という教科書を使い教えている。しかし、この難民のように、日本語の「あいうえお」も分からず、英語とアラビア語しか出来ない外国人にどうやって教えるか、教えられるか、私としても非常に興味津々である。

 

難民はどうしたら逃れられるか?

 昨日は、難民から逃れるためにはどうしたらよいのか聞いてみた。彼女が日本へ来たいというからである。日本へ来る航空チケットがあれば、というような簡単な話ではない。難民キャンプには、難民をコントロールしている組織がある。そして、日本にもこの組織と連絡を取る組織がある。そして、日本へ来る場合だと、日本側の身元引受人の素性を日本側で調査し、当分の間(どの位の期間かは聞かなかった)、この難民が日本で生活する方法を確定した上で、難民の入国を許可するのだそうだ。難民認定がないと日本で働くことも出来ない。

 

日本語を覚えるのが一つの要素

 ということは、この難民を当分引き受ける資金が必要になる。そして、日本語が分からなければ、日本で働くにしてもその場所もない。難問が山積である。でも、日本語を学ぶ、覚える、話せることは、日本へ来る時の重要な要素であることだけは分かった。

 今日から、本格的に教え始めてみよう。

 

不平等な世の中

 今、日本では、コンビニなどの期限切れ食料の廃却に注目がいっている。何とか利用できないかという話だ。一方で、難民キャンプでは、難民たちが毎日の食べものにありつこうと、敷地内を毎日食料を探し回る日々だ。

 そして、ウクライナでは、ロシア兵、ウクライナ兵、民間人が、プーチンの侵略で、毎日命を落としている。

 どうにかならないか、この世の中。全く・・・。