ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

いのちの理由

今夜も生さだ

 なぜか、昨夜は寝付かれなかった。と言っても、少しは寝ているに違いない。4時間も5時間も布団中に寝てもいないのにいられる訳がないからだ。いつの間にか真夜中の1時を過ぎた。「今夜も生でさだまさし」が始まっていた。ときどき金曜日の真夜中にやる、「さだまさし」が、ファンからくる手紙を読みながら、面白おかしく内容を紹介する番組で、最後にはさだまさしの持ち歌を唄うのである。

 

いのちの理由

 昨夜、すなわち今朝は、この番組を聞くことになった。そして、番組最後に歌ったの

さだまさし、「いのちの理由」の歌詞

が、「いのちの理由」という曲である。この曲は若い時から何度も聞いた歌だ。実に素晴らしい歌詞である。

 

患者に寄り添う一人の医者

 加藤庸子という脳外科医がいる。数日前にテレビに出てきたお医者さんである。「日曜日の初耳学」の「インタビュアー林修」コーナーに、女性脳神経外科医として世界一の手術数を持つ脳神経外科医・加藤庸子さんが登場した。司会者の林修と話している間にも患者さんから直接電話が入る。そして、それに嫌な顔も見せず、一人一人応対しているのである。こんな医師見たことない。

 どんな人なんだろうとネットで早速調べてみた。とんでもない名医だということが分かった。この日の収録スタッフの中に「加藤先生に家族を助けていただいた」という人が二人もいたのである。これにはビックリ。

 

ネットでの記事

 その中の記事を以下に抜粋する。

『多数の手術を抱え、ただでさえ多忙を極める加藤さんだが、名刺にはなんと自身の携帯電話番号も載せ、24時間いつでも患者から直接連絡が取れるようにしている。

林先生が「なかなかできないことですよ。大変じゃないですか?」と尋ねると、加藤さんは「患者との間の歴史がありますので、できるだけ私の手で助けてあげたい。電話って、かけたい時が“返事が聞きたい時”だと思うんですよね。だから私は手術中でも、もし差し支えない時間帯であれば電話に出るようにしています」と、名刺に番号を記載することへの思いを口にした。

実際、収録中にも次々と患者から着信が。世界的権威となった今も“患者に寄り添い、安心を与えることが医療の基本”という信念を持ち続ける加藤さんに、スタジオからも驚きと感嘆の声が上がった。』

さらに続く。

『「先生が考える良い医師の条件は?」という質問に、加藤さんは「当たり前のことですが、あの先生の所に行ったら治るってことですよね。ただ、治す力の中には技量や知識、それだけじゃなくて心のケアが大事かなと思いますね。そういうことも大きく含めた治療ができる医者がいい医者じゃないのかな」。

目の前の患者をしっかり見つめ、寄り添う加藤さんの医師としての強い信念に打たれた林先生。「生きる、働く、人の役に立つっていう3つがこんなにきれいに一本で通っている方っていうのはほとんどいないんじゃないかな。うん、何も言葉がないですね」としみじみ語った。』

左:加藤庸子脳神経外科医師、  右:生さだ番組

 

生きる意味

 心のケアが大事と言う、加藤庸子医師。さだまさしも正に心のケアをしている。加藤医師は、人の命を助けるために生まれてきた人である。病弱だった私は、今まで色々なタイプの医師に出会った。しかし、加藤医師のような人はいなかった。いろいろな信念があっても、個人的な理由もあり、なかなか加藤医師のように「したくても出来ない」と言う医師が殆どだろう。

 人それぞれに、出来ること、やるべきこと、やらなければいけないことがあり、そのために生きている、と気付かされた二人だった。