ミドさんのブログ

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シリア難民?3

シリア難民?からの交信、途絶える

 昨日から、シリア難民からの連絡が途絶えた。こちらが疑いを持ち始めたことを知ったらしい。理由は、私のブログを見て知ったということである。時々、ブログを読んでいることは分かっていたので、いずれ知るようになるだろうとは思っていた。

 途絶えた原因が、「疑いを持ち始めたことを知ったから」、そして、もしこれが詐欺を目的としていないなら、「そんな気持ちで交信していたのか、と怒って」のいずれかだろう。本当に難民なら、別の手段で何とか抜け出せないかアイデアを出してやろうと思っていたが、残念である。もう、相手から何を言ってきても、返事はしない。

 

「お金」の次の要求は「個人情報」

 さて、アプローチについて最後の段階を、以下に書いてみる。

お金が入った箱がトルコの運送会社にあるところまでは昨日までのブログで書いた。「お金は一銭も出さない」と、こっちの意図を知った難民?は、次に提案してきたのは、トルコの箱を日本に送り、それを私が開けて中から必要なお金だけを取り出し、シリアの難民?に送るという方法を考えたのである。そして、そのためには、私の住所・名前・免許証写し、をトルコの運送会社に連絡しない行けないので教えろと言ってきた。つまり、私の個人情報である。もし詐欺なら、これが目的であることはすぐ分かった。

 私からは、送るのは良いが、トルコの輸送会社の詳細が分からなければ、教えるわけにはいかないので、「その会社と交信させろとその会社からメールを送らせる」ことを要求した。ところが、これがいつまでたっても送られてこない。ますます疑いを深めた。

 

現金送付の可能性確認

 そこで、仮にその箱が私の手元に来たとして、現金を取り出すまでは良いとして、その現金がシリアの個人あてに送れるかどうかが問題で、確認する必要があると言った。

 結局、郵便局・銀行で確認。最終的には、国連の日本の事務所(UNHCR)にまで確認した。UNHCRの職員は、私の話を聞いて、すぐ、「それは詐欺の手口ですよ。相手は、『お金を要求する』か『個人情報を要求する』のが常套手段です」と言う。しかし、もし本当に困っていたら、何とか助けてあげないと、と思うと言うと、「それなら、シリアの難民キャンプなら、UNHCRの事務所があるはずだから、そことコンタクトとれば、解決策は見つかるはずです」という。

 

UNHCRとのコンタクト

 詐欺の手口の話はせずに、難民?にUNHCR(シリア難民キャンプ)の話をして、そことコンタクトとるように話した。すると、今度は、「トルコの会社もUNHCR(シリア難民キャンプ)も、安全にシリアに箱を送れないと言っている」と言ってきた。

 つまり、①現金も日本からシリアの個人あてには送れない、②お金が入った箱もトルコからシリア(UNHCR)に送れないということで八方塞になり、このアイデアはダメだと結論付けた。②の方法は、もし詐欺なら、きちんと確認せずに「出来ない」と言っている可能性もある。

 

国際詐欺の手口

 というわけで、話は済んだ。そして、昨日一日何の連絡もなかった。今までこちらから問いかけて、一日中何の返事もなかったことはないので、本当に、詐欺だったように思われる。

 以上、顛末を書いてきたが、このような方法で、国際ロマンス詐欺は起こるのだなぁと実感した。ロマンスとは言うが、詐欺であれば、女でなく男であることもあり得る。写真も、誰かをだまして沢山入手した中のいくつかを使ったのだろう。

 要注意事項 :①両親がいないし身寄りもいない(➡同情を買う) ②簡単に若い女性の写真を送ってくる(➡色仕掛けでくる) ③お金を送るように仕向けてくる(本当の要望1) ④個人情報を知りたがる(本当の要望2)

 こんな条件に当てはまったら要注意である。冒頭、この他2件の詐欺らしき交信を紹介したが、これらも、上記4つのうちの2つか3つは当てはまった。

 

 くわばら、くわばら。しかし、詐欺だとしたら、老人が暇を潰すには最良の話題提供者だった。(これで、シリア難民?の話題は終わりとする)