ミシンを操るおじいさんの話題
昨日も寒かったが、今朝も寒い。朝シャワーと決めているが今朝は流石に寒いので、昼間にシャワーを浴びることにし、その分20分寝床でテレビを見ていた。すると、おじいさんの話題だった。がま口のバッグをミシンで作るおじいさんの話題だった。毎日何もしないでブラブラしているおじいさんを見る娘が、何かやってもらおうと、ミシンの修理を頼んだのがキッカケとか。
火が付いた職人魂
このことが、元々、電気工事士だったというおじいさん(お父さん)の職人魂に火をつけた。ミシンを修理するとミシンの使い方に興味を覚え、それを使いバッグや化粧品入れなど色々なものを製作始めたという。そして、それを見た娘さんがネット販売をしてみようと軽い気持ちで応募したら、14万円もの値がついてビックリ。
また、おじいさんも、購入した人からお礼の手紙をもらい感動。ますます製作意欲に火が付いたという。こういった製品につけた名前が ”G3 sewing" おじいさんをもじって ”G3” (じいさん)とは、娘さんも粋な名前を付けたもの。
寂しさ~、紛らす~
これがきっかけで、携帯も使えるようになったとか。年寄りは、寂しいもんだ。その寂しさを紛らすために娘が考えたミシン修理だったが、それが「製品を作る生きがい」となり、毎日が楽しく過ごせるようになったという。つい先日も琉球大学の農学部で学ぶ外国人留学生が言っていた。「寂しさは、12本のタバコを吸ううのと同じくらい体に悪い」そうだ。「悲しさ~、紛らす~」の歌で始まる渥美二郎の歌。もじって、「寂しさ~、紛らす~」そんな世界が老人の世界だ。
アルバム作りに熱中
私も、この4,5日熱中したものがある。ベトナム人の可愛い女の子が、スピーチ大会に出場した。日本語を教えているボランテアの人たち、その生徒たちで応援方々聞きに行った。そしてビデオやら写真やらを撮った。その後は、その若い人たちと慰労会と称して食事をし飲んだ。非常に楽しい一時だった。
その後、撮った写真やビデオを整理し、発表者の彼女が母国へ持ち帰れるようDVDにまとめたのである。私にとっては楽しく作れる仕事だが、こういったことに慣れていない人は大変だと感じるらしい。出来上がったDVDの中身はまだ誰も見ていないが、DVDの表(おもて)の写真や中身の目次を見て、みんなが感動してくれた。
こういったことだけで、年寄りは嬉しいものである。自分のしたことがみんなを喜ばせている、と思うだけ、感じるだけで満足なのだ。
寂しさ紛らす農地であって欲しい!
昨日は久しぶりに、農業委員の仕事で、暖かい日差しを浴びて田んぼの調査に出かけた。稲刈りも終わったばかりで、畔が綺麗に刈りこんであり、非常に気持ちが良い。相変わらず、農地なのに山林に代わっていたり、放棄地になっていたり、埋め立てて広場になっていたり、農地も散々である。かっては生活のために農地を使っていたのだろうが、今や、厄介者の農地である所有者も多いのだ。
何とか、年寄りが感動できる農地に変えられないものか。