ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

若き日の想い

異常気象の11月

 今年の11月は異常に暖かったという。ここ何十年来の異常気象記録だそうだ。今朝、強いというスペインに2-1で勝利した。Wカップの話題である。優勝候補と言われている同じグループのドイツ・スペインに、これで共に勝利したことになり、決勝リーグへと進むことが決定した。明日の新聞に大きく載ることだろう。

 

趣味に割く時間はない

 今朝の読売「編集手帳」で、我が事を書いているかと思うような言葉が載った。「私には趣味に割く時間がない。結局のところ、私は仕事を趣味にしている。それが私の好きなことだ」という一文だ。サッカーのベッカムさんの言葉だそうだ。一介の年金生活者が日本中を沸かすサッカー選手の話をするのはいささか気が引けるが、敢えて言わしてもらえれば私も同様である。

 

無趣味が趣味

 色々な場面で、「あなたの趣味は何ですか?」と今まで何度聞かれたことか。よその人には、カメラ、ゴルフ、旅行、読書、絵画等など色々な趣味がある。私も、退職後趣味にと思い、野菜作りにも挑戦したし、ゴルフもやった。しかしいずれも7,8年で止めた。結局、今やっているこうしてブログを書くとか、本を作るとか、農地を調査して回るとか、といったことが性に合っている。何か文書で残す,ことが性に合っているようだ。

 「無趣味が趣味です」なんてことを言った時もあった。今しみじみ思うが、もし、パソコンが無かったら、私の人生はどうなっていたろうか。もしネット社会でなかったら、どうなっていただろうかと思う。幸運にも、こういう時代に生まれてきて良かったとつくづく思う。

 

Dr.コト―診療所

 再放送ではあるが、「Dr.コト―診療所」という番組をここ2,3日視た。台湾に近い沖縄の孤島で診療所に赴任した優秀なお医者さんの話である。

 都会の大学病院にいた先生を孤島に連れてきた島民がいた。ところがこの先生が、大学病院の当直の時に研修生と一緒にいて、二人の緊急患者が飛び込んできて、二者択一を迫られた先生は、一人を研修生に任せ、もう一人に集中した。その結果、研修生が見た高校生の女の子は亡くなった。しかし、この先生は研修生を庇い自分の責任とした。その後、亡くなった女の子の兄(新聞記者)が先生の過失を責め、島までやってきて、島民の間でこの責任を問う運動を始める。そして、その責任を感じ先生は島を去る。

 ところが、医者のいなくなった島では色々な緊急事態が発生。先生を呼ぼ寄せる動きが始まる。結局、島民の要請で再度島に舞い戻りハッピーエンドで終わるドラマである。

 

医者に憧れた高校時代

 高校生の頃、医者に憧れた。自分が体が弱かったせいか、体を健康にしてくれる医者に憧れたのだ。高校三年生までは密かに夢見ていた。ところが私たちの住んでいるところは工業都市日立市を抱え、サラリーマンになるのが当然の選択として、両親もそれを望んでいた。

 自分に確固とした希望・要望もなくいたせいか、「医者になりたい」という意志も両親に伝えたが、「医者は、朝も夜もなく患者に起こされ、重労働な職業だ。サラリーマンで退職後の年金をもらい悠々と暮らした方が良いぞ」という親の説得(希望?)に押し流され、結局、会社員になってしまった。

 

子どもの希望は?

 決して後悔しているわけではないが、もし、医者になっていたら、ドラマのコト―先生のような医者になっていたかぁー、なんて思いを巡らした。唯一の後悔は、もう少し、自分の希望を親に伝えられなかったかなぁ、ということである。そうしたら、親はどういった態度を取ったろうかである。草葉の陰から笑っているかもしれない。

 ただ、一方で、会社のお金で数十か国の外国を訪問でき、見聞を広められたことは、自分の人生に多くの幸いをもたらしている。