情報満載!!
今日は、色々な記事が満載だった朝刊。
扇千景さんが亡くなった。綺麗だったので、もう90歳近くになるのかとビックリ。我々が現役の頃、女優としても活躍していた方でファンの一人だった。
そして、大江健三郎さん。ノーベル文学賞の受賞者である。障害を抱えた息子さんを持つことや原発に反対だったことでも有名である。
上の写真に揚げた5つの事件で、殆ど知らなかったのが袴田事件である。もっとも、高校生の頃の事件であり、受験勉強で忙しかった身には余り興味が沸かなかった事件なのかもしれなかった。
時代が変わった!
そして、藤井聡太竜王が、王将の初防衛に成功したという記事。我々の時代は羽生善治九段だった。将棋と言えば ”羽生名人” 。何時しか時代も変わり、羽生から藤井へと移り、今や5冠で6冠さえ見えてきた藤井竜王である。
昔を偲び、なんとか羽生さんに勝って欲しいという気持ちもあったが、時代はいつか変わるのである。その変化を認め、期待するのも良い送り方だろう。でも、私にとっては、いつまで経っても ”羽生善治名人” である。
「個人の判断」って?
3年目にしてやっと「新型コロナのマスク着用は、『個人の判断』に任せる」というお触れが出た。結局、第八波まで続いた新型コロナは、やっと落ち着いてきた感がある。「個人判断」という言葉が出てきた途端、”専門家” と言われる人たちがマスコミに登場。判断基準を示すのである。
・屋外は原則不要 ・医療機関、ラッシュ時など人が多く集まる場所では着用
・そして、病気に弱い老人施設などでは着用
などと呼びかけている。よく考えて見れば、「個人判断」だから、インフルエンザや風邪の時の対応と同じであり、判断基準を示さなくてもある程度分かる。風邪にかかって、「こういう場合は、こうしなさい」なんていう判断基準は存在しない。各自が適切に判断するのである。
各個人の常識
最近の世の中、こういう「個人に任せる」という判断は、個人の常識に任せると言うことなのだろうと思うが、その常識が常識でなくなってしまっている。もっと言えば、「常識というモノが、何なのかが分かっていない人たち」が増えているということなのだろう。
常識不足の世界
家庭や学校で、「常識とはこうなんですよ」と教え、一世代前に流行った「おもてなし」などという、人の気持ちを考えることの重要さを再教育する世の中になったのではないか、という気がしてならない。
昔から若者は常識が分からなかった。でも、それは「分からない振り」をしていただけであって、本当は分かった上で、色々なことをしていた。しかし、今は、教えられなければ、常識が分からない人たちの時代に入ったのだ。
それにしても「個人の判断」とは、良い言葉だ。