ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

凄い!ips細胞、心筋移植

心筋移植手術

 昨日、凄いテレビ番組を見た。ips細胞を使っての心筋移植手術だった。

心臓の周りの筋肉が、伸縮を繰り返すことで、心臓から血液を体中に送り出す。ところがその筋肉が何らかの原因で伸縮活動が遅くなったり弱くなったりすれば、心臓の機能が弱まることになる。それまで薬でなんとかしてきたが、薬ではもうダメと言うことで、筋肉シートを心臓の壁に貼り付ける手術の話である。 

心筋シート移植手術    心筋シートの貼り付け位置     心筋シート  

心筋シート

 心筋シートは、ips細胞で作り出される。あの山中伸弥博士のips細胞である。この心筋細胞シートの手術は日本で初めての手術らしい。心筋シートは、直径3.5センチ、厚さ0.1ミリのモノを心臓の壁に貼り付ける手術。手術中の映像が流れる。心臓の鼓動で心臓が動く。その動く壁にシートを貼り付けていく難しい手術だ。 

 心筋シート(筋肉が動いている)   無事手術終了       快復後ゴルフを    

 無事手術も終わり安堵する娘。快復後はゴルフも出来るようになった。以前のように心臓がバクバクしないという。

 

ips細胞、保管事業

 ところがこれで終わらないのがこの番組。

ミニ肝臓                           ミニ脳                           マイ ”ips細胞”

ips細胞を使って、臓器を作ろうという試みである。肝臓や脳まで作ろうという試みが始まっているという。そこで重要なのが ”ips細胞”。いざという時のために、各個人のips細胞を作り保管しておくという事業も展開している。

 元気なうちに血液を採取し、特別な機械で増殖させ、ips細胞を作り出すのである。

 ips細胞の山中教授      ips細胞の心筋移植     マイips細胞の保管  

ips細胞のこの10年

 山中教授が、ips細胞でノーベル賞を受賞したのが、約10年前の2012年。この10年のうちにこんなに進歩し、医学界が改革されているというのは驚きだった。

 あと10年もすれば、自分の臓器改善シートを持ち歩き、それぞれの臓器がこのシートで治る時代が来るかもしれない。

 また、長生きする話題が増えた。そのうち運動する足や手などの体の筋肉を若返らせる時代も来るかもしれない。それにしてもips細胞は凄い!