ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

日本の伝統

 日本には ”伝統” といわれるモノは沢山ある。「包丁」もそのひとつだろう。日本刀の製造から発し、日本の包丁は、よく切れる包丁として、世界的にも有名な逸品でもある。その日本の包丁に魅せられた外国人がいる。「私が日本に住む理由」というテレビ番組で、数年前に紹介されたカナダ人。そのカナダ人がどうなったか、その後を放映する再放送版が昨日あった。

その名も ”タワーナイブス”

 大阪の新世界に包丁専門店を開いてしまったカナダ人の話である。通天閣の近くに店を構え、店の名前も ”タワーナイブス”。タワーが好きということで、通天閣はもとより、東京のスカイツリーの近くにも店を持つという。この大阪の店は、数年前は現在の場所より少し離れていたが、今は、通天閣の真下に位置する。

包丁の絵柄が入ったTシャツを着る

 経営信条が凄い。包丁を売り、売り上げを伸ばすのが目的ではないという。沢山の人に、日本の職人の技を知ってもらい、日本の包丁の素晴らしさを世界の人に知ってもらいたいということだそうである。よく、テレビのBS放送で、包丁販売をしているコマーシャルを見るが、正に、あの切れ味を実演してみせる。日本の包丁の切れ味、良さを、お客に説明するのに、1時間も、2時間も掛けるという。つまり、それほど、包丁のことを隅から隅まで知り尽くした外国人なのである。

包丁を求めて来店する外国人観光客

 最近の外国人観光客ブームに乗って、店にも外国人がよく訪れ、8割は外国人のお客だそうである。円安の現状も後押しをしているのだろうが、コロナの時には顧客がゼロなんて時期もあったそうだ。その時、経営の危機にも係わらず、それをチャンスと捉え、従業員の教育に力を注いだという。

 番組に出てきた、大阪のお店の店長ををしている若い女性は、その時に英会話をこのカナダ人から学んだらしい。そして、今では、外国人客の応対に何の支障も無い。もともと、このカナダ人は、英会話教師として生計を立てていたらしく、英会話指導はお手の物。

職人の育成にも力を注ぐ

 更に、包丁の町、岐阜県関市には、職人を育てる場所も持っているという。関市は、ドイツのゾーリンゲン、イギリスのシェフィールドと並び、「世界三大刃物産地」と言われる。

 つまり、日本の包丁の良さ、職人の腕の良さの紹介に飽き足らず、職人そのものの育成にも心血を注ぎ出したのである。

 外国人でも、このように「日本の伝統を守ろう」とする人がいる。まだまだ、世の中、捨てたモノじゃない。

 サァー、今日は、近くの集落センターで、日本の伝統行事、 ”釜〆” のお札販売がある日だ。