自民党総裁選の情報が新聞・テレビなどのマスコミを連日賑わしている。

今日昼の番組では、維新の会の吉村代表が出演し、新総裁が誰だったら連立を組めるのか等の質問を受けていた。この中で彼が強調していたのは、誰が総裁になったら自分たち(維新の会)の政策を実現してくれるのかがポイントと。
全く同感である。会社生活を40年もやってきたが、会社でも同様だ。社内での仕事の進め方でも顧客に提出するアイデアでも同様のことが言える。出来もしない理想論を言って仕事をやろうと言ってみても、受けは良いが出来そうにないことでは何の意味も無い。顧客に出すアイデアにしても理想論を言って見ても出来なければ、それはアイデアでも何でも無いのと同じである。
冒頭に挙げた今朝の新聞の切り抜きで気になることがあった。新総裁候補と言うことで、閣内にいた立候補者が自分のやろうとする政策を掲げる。この政策は、今の閣内で議論されなかったのだろうかと言う疑問である。国会議員ともなれば、体面もあるのかも知れないが、閣内にいて自分のアイデアも出さずに総裁の良いなりに行動してきたと言うことでは問題である。
会社員でも同じであるが、アイデアを持たずに人(上司)の言うなりの人間も一杯いた。この人間は、私の経験から言えば、全く使い物にならないのである。自分のアイデアを出し、上司に具申し、上司に認めさせ、それを実行する会社員が”良い会社員”と私は考えていた。また、そういう行動パターンで40年間生きてきた。
新総裁に立候補するからと新しいアイデアを出して立候補するような候補者は、国民に対するおべっか使い、言い換えれば、上司に対するおべっか使いの会社員と同様である。グループ内(閣内)で議論し、出た良いアイデアを皆で協力し合いながら実行に移す。こうでなければ、日本は良くならないし、国民も幸せにならない。つまり、アイデアを出すだけではなく、いろいろなアイデアを持ち寄り議論する風土を作れる上司(新総裁)が必要なのである。
一人のアイデアでは限界がある。皆と議論する中で良い案も出る。そういう雰囲気を持った新総裁が自民党には必要である。新総裁だけが立派でアイデアマンでは、日本の未来は真っ暗である。国民の声を聞き、同じ仲間の声を聞き、議論し合える場を設定し、議論し、決断するときに敢然と結論を出し実行に移すような新総裁が欲しいものである。