色々なことがあったオリンピック、スタートだった。
オリンピック開催反対意見
オリンピックやるかやらないかで意見が割れた。いまだに、反対者がいるのにもビックリである。開会式のやっている競技場の外で、オリンピック反対のシュプレヒコール。始まってしまったら、従ったらよさそうなものだが、今後も、終わるまで声を上げ続けるんだろうか。
聖火リレー、沿道走れず!
聖火リレーで有名人が走るとなると、住民が応援に沿道沿いに集まる。それがコロナ禍を誘発するということらしい。人を集めないようにしたいとの配慮から、殆どの市町村で一部の場所に限定した聖火リレーやセレモニーに終始した。見えないコロナだからこうした聖火リレーが、どのくらいの効果があったのかどうかは分からない。
聖火トーチだが、あれはアルミ製で継ぎ目のない押出成形で作ったものらしい。真上から見るとなじみの桜の花の形をしている。そして、更に、材料はアルミなのだが、なんと東日本大震災の避難者住宅に使ったアルミを再生して原材料の一部(30%)にしているという。
競技会場に観衆入れず
当初、収容人員の半分、最大5千人までとか1万人までとかとの話もあったが、二転三転するうちに、東京に非常事態宣言が出ることになり、結果、観客ゼロで実施することになった。開会式でも、スポンサーや大会運営関係者、それらのサポーターなど一部の入場は認められたものの、観衆としては認められず、総じて、テレビ観戦となった。
ただ、テレビの報道などを見ていると、会場外にある五輪マークと開会式競技場(新国立競技場)をバックに写真を撮ろうという人達の長蛇の列。この様子を見ただけで、競技場に観衆入れずに、外にこんなに人が集まって、コロナは大丈夫なんだろうかと心配が募る。
開始直前の関係者連続解雇
開会式直前の数日前から、五輪関係者の不祥事での解雇が続く。こんなことでオリンピックが開催が出来るんだろうか。それらの不祥事も、十数年、何十年も前の不祥事だそうである。そういえば、大分前だったか、組織委員会会長の森喜朗氏が女性蔑視発言で辞任されたのを含めると、こんなに多かった五輪も少なかったかもしれない。
海外メディアによると、「呪われた五輪」とも言われたそうである。
夏空に描く五輪マーク
開会式当日は綺麗に晴れた。開会式は夜行われるが、昼間、航空自衛隊、ブルーインパルスによる五輪マークが晴れた空に描かれた。実物を見た訳ではなくテレビの放映だけなのでよく分からなかったが、鮮明でないのだ。また、鮮明でないため、自衛隊に遠慮してか、はたまた、映像的に使えないのか、どんな感じで描かれたか一部始終を放映しないので、それを見ている視聴者は理解できない。普通なら映像的に使えるものなので、ニュースの度に何度でも取り上げるものであるが、ニュースでも殆ど取り上げない。何があったのかと思わせるほどである。雲があり、そこへのマークであり、五輪の色もはっきりしないこともあり、五輪らしくないことからインパクトが小さかったということだったのだと思う。
そして開かれた開会式
夜8時からの放映だったと思うが、最後まで見てしまった。前に開催された1964年の東京オリンピック。高校1年だったかと思う。今思うと、14インチ位の小さなテレビに釘付けで見ていた気がする。あれから57年、半世紀以上が経っている。どんな開会式になるのかと思い見ていた。今まで、色々な開会式のセレモニーを見てきたが、全て、聖火の点火絡みのイベントが話題になった。どんな点火になるのか、誰が点火するのかにも興味もあったが、後世に伝えるイベントの目玉は何なのかに目を凝らした。
「夜空に浮かぶ、五輪エンブレム、そして地球」だった。どうやってできたのだろうと思ったが、ドローンによるものだそうである。発想と実行に興味が沸いた。
いずれにしても、このシーンは、後世に受け継がれる映像になろうかと思われる。素晴らしい映像だった。これから先の、世界の五輪選手たちの活躍を期待したい。
(つづく、・・・)