ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

気になる言葉

 最近、寝るのが早くなった。4,5年前までは、夜9時には布団に入ることにしていた。今ではそれが1時間早まった。というのも、昔のように熟睡できないのだ。恐らく、これは昼間テレビを見ていてはウトウト、と言うような状態が続いており、ある程度の睡眠が取れているので、睡眠が深くならないせいだろうと思っている。父親も言わなかったが、多分同じ状態だったのではと思う。こたつに入っていてはウトウト、テレビを見ていてはウトウトだった。よく母親が、布団に入っても眠れないと言っていたモノだ。

 私の今の状態は、この母親と同じ心境である。ただ少し違うのは、布団に入って眠れないのではなく、知らず知らずの内に寝ているせいだと最近気付いた。夜中に目が覚め時計をみてテレビを点ける。ずっとテレビを見続けていたような感覚なのだが、いつの間にか1時間が経っているのだ。この感覚が母親が感じていた ”眠れない” 状態だったのだろうと推察する。歳を取ると色々な面白い現象が出没するものだ。 

今朝の新聞記事(左から、看護婦さんの 初心に返る言葉、四国で地震岡潔の言葉)

 そんなわけで、今朝も早く目が覚め、台所の流しの片付けをして、朝刊に目を通した。訃報欄だけではなく、たまには隅から目を通してみるかと考え、記事欄で興味を覚えたのは四国の地震。「四国で初」という言葉。記事を読んで見ると、震度6弱というような震度階級を導入してから初めての四国での地震なのだそうだ。1996年に導入だから、何とこの地震の多い日本で28年間も震度階級に表現されるような地震が無かった、というのは俄に信じられないが、何か前提が違っているか。まァ、ともかく珍しい地震だったらしい。

 そして、いつもの「編集手帳」。面白い言葉が載っていた。「私は数学なんかをして人間にどういう利益があるのだと問う人に対しては、スミレはただスミレのように咲けば良いのであって、そのことが春の野にどのような影響があろうとなかろうと、スミレのあずかり知らないことだと答えてきた」。別のページに小学校の数学の試験や国語の試験問題が載っていた。数学はなんとか分るものの、国語は分らない問題が満載。今時の小学生はこんな問題が出来るのかと唖然としてしまった。

 初心に返る言葉では、「出世や金だけが目的の人間になるなよ。人は品格だ。」会社生活39年、私もこの言葉通り生きてきた。同感である。そして介護施設の厨房で働く77歳の女性。「水分補給した方がいいわよ」と温かいお茶を差し出してくれた看護婦さんに感激の記事。差し出さないまでも「水分補給って大事よね」「水分補給したら」「水分補給した?」なんて言葉はあるだろうが、実際に出してくれるのと,言葉だけとは全く異なるよなァー、なんて感じた今朝の朝刊だった。