ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

人生歌がある

人生歌がある!

 毎週土曜日は、「寅さん」の再放送もあるが、何といっても、「人生歌がある!」である。最近は、夜の7時から9時までと2時間番組、ゆっくり寝られる安眠剤のようになっている。司会は五木ひろし。もう何年も続いている。当初は、五木ひろしが司会者だったが、ここ2,3年色々な人に司会が変わった。しかし、やっぱり、五木ひろしでないと、となったかどうかは知らないが、一番しっくりくるのが、彼である。彼は歌謡界事情の生き字引みたいにいろんなことをよく知っている。それをいくつか必ず番組の中で披露する。それを聞くのも、この番組の一つの魅力になっている。

 一昨日の番組では三橋美智也特集をやっていた。

 

かっての歌謡界(昭和30年代後半)

 かっての歌謡界と言えば、三橋美智也、春日八郎、美空ひばり島倉千代子、村田英雄・・・などの名前が次から次へと出てくる。この辺の歌を聞いていた訳ではない。そんな歳でもない。名前が記憶にあるのには訳がある。美空ひばりや春日八郎は別として、その他の歌手は、近くの街にやって来たのだ。隣町の学校の体育館などで公演をしていたのである。今思えば、地方巡業というものだったのだろう。そしてその入場券を買うには、町内で買い物をするともらえる優待補助券を貯めておくと、何枚かでこの入場券と交換してくれたのである。そうした会場へ行きもしないのによく知っていると言われるかもしれぬが、我が家では、小売店をしていてお客さんにこの優待補助券を渡していたからなのだ。100円買ったお客に1枚という風に渡し、何十枚かが集まると入場券と交換するシステムだった。来月は、「〇〇〇ショー」があるなどと近くの住民がよく話をしていたものだった。また、それが地域での「いこい」でもあったのだ。

 

店の手伝い 

 そういったことを思い出していたら、もう60年も前の話で、店の手伝いをしたことも一緒に思い出した。私には2歳上の姉がいるが、姉は良く店の売り子として、店を手伝っていた。私は男ということもあり、酒が入っていた輸送用の木箱を壊し、風呂の薪にすることや、雨上がりの日などは未舗装の道を車が通ると泥が跳ね、店のガラスが泥だらけになったのを拭き洗いする仕事などをやった。そして、売り出しである。資金繰りが苦しくなると、売り出しをして資金を集めていたらしく、時々、売り出しをやった。この時には、新聞折り込み広告を出すのである。当時の新聞店は、本当に小さい地域だけを担当しており、広い地域に広告を出すためには、いくつかの新聞店に折り込みを依頼するしかなかった。しかし、それでも網羅できない地域には、広告を一軒一軒自転車で配布して回った。その配達の役も小学生高学年から中学生にかけてだったと思うが、私の役目だった。昨日は、そのあたりを散歩で回りながら60年前を思い出した。

 

再開できぬカラオケ

 三橋美智也とは、そんなかかわりで名前も知っているし、ある程度の歌も知っている。しかし、カラオケも出来なくなり、そうした歌を歌うチャンスもない。今まで地域で有志を募り、カラオケをやっていたが、もう昨年3月からやっていない。今日は、そのカラオケ会で集めたお金を処分する相談をした。このままいっても、どうせ、ここ2,3年はみんなが集まってカラオケも出来ないだろうし、年寄の集まりだから、その内、何人かが欠けるかもしれない。そうならないうちにと、終活だ。

              (つづく、・・・)