ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

褒める、褒められる

カラオケも重労働

 昨夜、テレビの歌謡番組と思いチャンネル(古い!、今の子たちはなんというのかなぁ、今日聞いてみよう。)を回した。すると、やっていた。五木ひろしトークと歌が聴ける番組である。五木ひろしとは同世代である。3,4日前にカラオケをやったが、「山河」を歌ったら、「へぇ、へぇ、ぜぇ、ぜぇ」の世界だった。息が続かないのである。それなのに、彼は、今でも昔のように上手に感情を込めて歌う。年寄りの歌手のように誤魔化して歌わない。

 

ファイティングポーズ

 そんな中で、デビューした頃、生活に困っていた頃の話から始まった。五木の独特のファイテングポーズは、現在の完成形に至るまで3段階あった話なども面白かった。そして上下関係が厳しいと言われる芸能界の話に及び、他人の歌を歌って発売することを「カバーする」と言うが、先輩の歌や既にお亡くなりになった人の歌をカバーするのが一般的である。

 

思い出の大先輩の褒め言葉

 しかし、最近、五木ひろしは若い人の歌もカバーするという。歌のうまい下手ではなく、その人の個性や歌い方や詞の解釈法など歌手にも個性がある。メロディは変えずに自分の解釈で歌うというのだ。

 そして、歌謡界の大先輩、青木光一さんの歌を本人の目の前で歌ったときのこと、青木さんに”天才”と褒められたらしい。その言葉が一生忘れられないという。そうした思い出を今では、後輩たちにしようと心がけているという。

 

LT会に参加

 一昨日、日本語を教えるボランテアの人たちに教え方を指導してくださる先生がいる。その先生の指導で、LT会という発表会が催された。

LTの意味(ネットから)

 発表者は、6人だったが、そのうちの一人が私である。前段5分、本番スピーチ5分というLT会だった。現役の頃、15分の発表時間というのは何度も経験しているが、流石に5分というのは短い。事前に発表内容をA4x 3枚程度にまとめて、その中から何を取り出すかと考えたが、そのトピックをA4 x1枚にまとめ、更に発表する部分を絞った。

LT会の発表内容    「なくていいもの」の発表    「ステレオタイプ」の発表 

 内容は、非常に楽しいものだった。発表時間が短いので、話題に飽きないし、集中できるのである。議題は何でも良いということから、「へぇー、若い人はこんなことに興味があるんだ」などと感心したりと、非常に面白く聞けた。

 

LT会参加と”いいねコメント”

 くじ引きで最後の発表になった私は、数週間前に受けた「外国人の日本語支援」に関する講座の内容紹介をした。話すことに夢中で、時間も忘れていたが、終わって、「5分過ぎましたか?」と聞いたら、「とっくに過ぎてます」。

 この発表には、”いいね、コメント”という、聞いた人の意見を書く用紙にそれぞれの意見を書いてもらい回収するのである。書く内容の約束事は、「否定的なことを書かない、良いと思うことだけを書く」。私の発表についても ”いいね、コメント” が回収され、その全てが私の手元に来た。 

スピーチを聞いてくれた方々のコメントの一部

”褒められること” へのうれしさ

 このコメントを読んでみて、大感動だった。”褒められたり、同調して頂ける”ということがこんなにうれしいものかと、この高齢にして初めて分かった気がした。

 冒頭の五木ひろしにしろ、今回のLT会にしろ、『「褒めるということ」が社会の原動力になる』と痛感した一日だった。

 これからも、外国人の日本語を勉強する人たちの良いところを褒めよう!