ミドさんのブログ

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素晴らしい発表をありがとう

日本語学校の発表会

  昨日は、雨交じり雪模様の天気。いつもなら車で行くところだが、そんな天気が予想されたので、電車で出かけた。外国から来た留学生の日本語による成果発表会が開かれるという。「日立さくら日本語学校」の企画である。

成果発表会プログラム

 ベトナムウクライナ・ネパールの文化紹介から始まった。まだ日本へ来て1年弱というのにしっかりした日本語を話す人たちばかりである。

 

各国の文化紹介

ベトナムの紹介  ウクライナの紹介   ネパールの紹介

 それぞれの国の自然、衣装、食べ物などが紹介された。また、舞台右袖にある ”めくり” は勿論日本語だが、筆で書かれた紹介文字。しかも留学生が自分たちで書いた文字だそうだ。そして、更に凄かったのが、司会者2名の話術である。日本人でもこれほどの話術を持った人はそうそういない。時々笑いまで誘うのである。 

 

立派なスピーチ

  歌やダンスなどの紹介           最後に行われたスピーチ    

 各国の歌やダンス(踊り)があり、最後に行われたのが ”スピーチ” 。「1分間スピーチ」「不思議だらけの居酒屋」「怖いものは何ですか」の三本立て。1分間スピーチは、1分間の短いスピーチを3人で3つ紹介していた。日本の特徴をつかんだ面白いスピーチだった。そして、2番目の韓国留学生の居酒屋の話題も面白かった。韓国では一人前の料理がないほど一人で行くことがない居酒屋。その居酒屋で一人飲みする日本人の文化は分からないとする一方で、やってみると意外と受け入れられると言う感想。3番目の話題は日本に来て、 ”孤独” が怖かったという話から1本の木より2本の木の方が良く育つと言う話になぞらえて、友達を作ることに話が及び、「乗り越えることに挑戦しないことが怖い」と締めくくったスピーチ。難しい素晴らしい話を聞かせて頂いた。 

 

留学生に ”ありがとう!”

  会場になった日立シビックセンター   広い会場が狭く見えた発表者と観覧・聴取者

 この発表会を企画立案し留学生を指導した先生方に拍手を送りたい。そして、異国へ来てしかもその国のことば、日本語での発表をしてくれた外国の留学生の方々には、”素晴らしい発表をありがとう” とお礼を述べたい。

 日本語も上手だったが、”見せ物” としても、内容が本当に素晴らしかった。

2時間があっという間に過ぎた。外は、雪交じりのような雨だった。