ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

こんな偶然って、ある?

カラオケ仲間

  昨日は久しぶりの地域役員仲間との ”カラオケ” だった。今の課題曲は、「山河」である。仲間7人で代わり番で、課題曲を出してそれをみんなで練習して歌い、2,3ヶ月に1度点数付けをして誰が高得点を出すか競う。一番になったからと言って、商品も賞金も出さない。そんなカラオケ仲間である。

 

情報交換の場、カラオケ

 この課題曲は、演歌に慣れた年寄りには難しい。特に前半が難しい。後半は結構聞き慣れたメロディなのでついて行ける。

 大体、2回一回りすると課題曲は終わりで、後は、自分の好きな曲を歌う。歌自体はこんなことで終わるが、始まる1時間から1時間半が夕食を兼ねて食べながら、地域のことなどを話す時間である。この時間がお互いの情報交換の場になっている。

 

ザ・フォーク・クルセダーズ

 そんなカラオケで、村下孝蔵あさみちゆきの歌などが話題になった折り、「イムジン河」の歌が話題になった。「帰ってきたヨッパライ」を歌ったザ・フォーク・クルセダーズの曲である。そしてその歌が発売禁止になった。

北朝鮮と韓国の国境沿いに流れるイムジン河     ”イムジン河”のレコード

 「そういえば、そんなことがあったなぁ-」とその時は考えていた。そして、いつもなら席上お酒を飲みながらとなるのだが、お正月からお酒漬けだったので、初めて、お酒は止めて、一人だけノンアルコール酒類を飲んだ。

 

偶然が起こった!

 そして帰宅して早々(21時)と床についた。こんな偶然があるのだろうか。私は、時々こんなことがことが起こる。めったに目が覚めない私が、夜中に目が覚めた。時計代わりにしているテレビを付けると0時数分の表示がある。そして、チャンネルを回すと、NHKのアナーザーストリーズをやっていた。なんと、そこで、

 運命の分岐点 「時代に翻弄された歌 イムジン河

である。この放送は、2021年放送の再放送だった。

 

イムジン河」の発売禁止

 時代のストリーとはこうだ。クルセダーズの「イムジン河」の作詞家が朝鮮学校を訪れた時に聞こえてきたメロディが素敵だったことからこの曲を調べた。すると、一番の歌詞しかないことが分かり、クルセダーズに歌わせたいと楽譜を送ってもらい、2番の歌詞を作詞して世の中に送り出そうとした。そのレコードの発売予定日が1968年2月20日だったが、その前日に発売禁止になったのだそうである。理由は、北朝鮮の日本の事務所からクレームが付いたのである。。そしてそれに慌てた東芝が、発売禁止を決定したと言うわけだった。

 

現存した作曲家・作詞家

 ところがいろいろ調べてゆくと、実はこの歌にはれっきとした北朝鮮の作詞家、作曲家がいて2番の歌詞もあったという。発売禁止の理由は、北朝鮮が韓国に比べ悪く書かれているというものだったが、原曲の歌詞を聴いてみれば分かる。その後時代も変わり、レコードは発売され、大ヒットとなり、いろんな歌手がこの曲を歌っている。

 今では「イムジン河」と言えば、クルセダーズの「イムジン河」が歌われている。

 

偶然の産物

 それにしても「偶然」というのは存在するのである。①カラオケで話題になった「イムジン河」②夜中に目が覚めた時間にアナーザーストリーズの再放送をやっていた。③しかも、その題材が「イムジン河」だった。これだけ見ても、いかに偶然の産物かが分かろうというもの。

 今宵は、どんな偶然があるか楽しみである。