ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

日本語学習者と日本体験

 先週の日曜日(7/28)、市が企画した外国人の施設見学会に参加した。外国人と言っても、日本語を習っている学習者。見学会の目的は、身近に色々な施設があることを知ってもらおうということと、学習者同士の親睦を図ろう、更には,日本文化を知ってもらおうと言う趣旨だと思われる。

 見学会の場所は、まず、国民宿舎鵜の岬」である。ここは,日本一の集客率を誇る宿泊施設として、また近くの海水浴場、更には、日本で唯一のウミウの捕獲地として有名である。ここは、日帰りの温泉施設も併設されており、近場の住民の憩いの場所にもなっている。

断崖絶壁に立つ、国民宿舎鵜の岬

 長良川の鵜飼いはご存じだろうが、日本に沢山ある鵜飼いの鵜(ウミウ)は、全てここで捕獲されたウミウが使われている。同行した学習者であるカナダ人は、母国の家の近くでウミウをよく見かけるそうだが、こうした鵜飼い用にウミウが捕獲されている事は知らなかったようだ。

ミウの捕獲地見学

 そして次の見学地は、日立市高原にある「高原自然塾」だ。ここは、色々な体験に利用される。そば打ち体験や餅つき体験、キャンプ、川下り、様々な体験に利用される。今は廃校になった高原小学校の跡地を利用した施設である。

高原自然塾

 ここでは、外国人には珍しい「餅つき」を体験。沢山に人たちが代わる代わる杵を持つ。最初は旨くつけなかった人も、少し慣れてくると上手になる。そうすると次の人に代わる。そして調理室では日本人の日本語の先生達が「あんこ」や「きなこ」、「おろし大根」などの餅を食べる準備である。 

餅つき体験

 バス2台に分乗して7,80人の参加だったが、9時から午後3時までの楽しい体験行事だった。最後は市役所や最寄り駅まで来たときのバスで送って貰い解散した。

 そして、昨日の日曜日(8/4)、我々が日本語を教える拠点としている日立市十王町で ”十王まつり” が開かれた。

十王まつり

 日本語を教えている ”日本語の部屋” の学習者達に声をかけ参加を呼びかけた。すると学習者ばかりではなく、友達・家族にまで声をかけ、10人以上の外国人(主にベトナム人)が集まった。女性には特別な計らいで浴衣を着せるサービスが付き、男性にはハッピが配られ、盆踊りでは、プラカードを持って参加した。

 昔ながらの屋台・出店が出され、小さな公園ではバンド演奏があった。少し趣が変わったと言えば、昔は、若い女性は浴衣を着ることに先を争ったが、今回は、”暑い”と言うことで、着ることを拒んだということが発生。これも時代の流れか。夜には、近くの河原から上がる花火を楽しみ、解散となった。