ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

フィリピンの魅力(20.ドライバー付き車)

下戸が羨ましい?

 お酒が飲めない人を羨ましく思った事は殆どないが、痛風の発作が出た時だけは特別である。この10日間一滴のお酒も飲んでいないのだ。昨日、一昨日と一日中外での作業をやった。このことについては、後のブログで書くが、作業をやり、一汗かいて家に帰った時の一杯は格別である。また、テレビなんかで日本酒を飲んでいる姿を見たりすると、ついつい飲みたくなる。こんな時、酒飲みでない人は、コーラかなんか飲んでいるのを見るのと一緒なんだろうなー、と羨ましく思う。

 酒を飲めないことで、ありがたいのは、車の運転である。酒を飲んだら車の運転は出来ない。この歳になると、チョットくらい飲んだって、などという自信も無くなるので、酒を飲んだら絶対に運転をしない。飲んベイが酒飲みを我慢するのだから、それは、それ相当に、大変なことなのだ。

 

ドライバー付き自家用車

 ところがである。現役の頃、外国へ行けば、殆どがドライバー付きである。フィリピンも例外ではない。特に、中近東とフィリピンは、その中でも要注意国なのだ。中近東は、「目には目を、歯には歯を」という世界であり、事故など起こしたら、大変である。また、フィリピンは、家族を愛し、大事にする国であり、死亡事故でも起こしたら大変である。金銭的には問題なくても、感情をこじらせたら、何が起こってもおかしくない、拳銃社会なのだ。

 

個人情報? そんなものはない!

 フィリピンに赴任すると1台の車と一人のドライバーがあてがわれる。会社への通勤は勿論、私生活での行動も全て一緒なのである。トイレに行きたい、買い物がしたい、マッサージに行きたい、食事がしたい、カラオケに行きたい、ゴルフをしたい、全てが万事である。つまり、プライベートなんてあったもんじゃない。コンドミの部屋で過ごす時だけが、プライベートが保たれるが、後は、全て、ドライバーに筒抜けなのだ。

 

ドライバー付きの苦労

 後でブログに書くが、会社の事業縮小問題が起こった。従業員にマル秘にすることで打ち合わせをするために出かける場合などは、別な建物の前でおろしてもらい、そのビルを抜け出し、別のビルに行くという、探偵まがいのこともしたこともあった。逆に良いこともある。場所を忘れても関係ないのだ。会社の名前さえ覚えていれば、行き方や場所の位置などは、ドライバーが全て知っているので、覚える必要はないのである。

 

ドライバー付きは、飲んベイの特権?

 最大の利点は、飲んベイ特有の問題である。夕食に行くレストランで、お酒が好き勝手に飲めることである。どんなに酔っても、コンドミ迄送り届けてくれる。酔いつぶれて、帰りの車で寝てしまい、コンドミに着いてもしばらく寝ていたというようなことも何度かあった。こういう場合、日本なら、「着きましたよ」と教えてくれるところだろうが、フィリピンではそのままにしておく。つまり、起こすと気の毒だと想う心と残業がついて給料が増えるという損得勘定でそのままにしておくようだ。

 

最大の利点はゴルフ

 最大の利点は、ゴルフだ。ゴルフが終わり、風呂に浸かり汗を流し、風呂上がりの一杯は格別である。フィリピンに風呂が?と不思議がる方もいると思うが、TATゴルフというマニラからそれほど遠くないゴルフ場には、日本にある風呂と同じような大きな、何人も一緒に入れる湯船があったのである。また、食事も日本食に近いつまみ類も揃った。帰任する1,2年は、殆どこのゴルフ場を使ったほどである。

 

フィリピンのタクシー

 車の話が出たついでにタクシーの話も。大体万国共通だが、流しのタクシーが安全なのは日本位のものだと理解して頂きたい。フィリピンも例外ではない。一般的に、ホテルにあるタクシーや空港に並んでいるタクシーは安全と言われている。専用の車があったので、殆ど利用したことはないが、それでも利用するときは、カラオケに行っても、レストランに行っても、わざわざ近場のホテルまで移動してから、ホテルタクシーを利用するようにしていた。帰るまで、車にまつわるトラブルは一件もなかった。

   (つづく、・・・)