ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

フィリピンの魅力(28.フィリピンのゴルフ②)

それにしても寒い、昨日

 それにしても、昨日は寒かった。暖かいうちにと歩き出した午前中、北風がピューピューである。小学校の頃こうした風の中でも友達と田んぼの中の道を駆けて家まで帰ったことを思い出した。せめて、ノルマの5000歩だけでもと思い、かろうじてクリアーした。

 

多種多様なゴルフ場

 さて、今日はフィリピンの話題だった。ゴルフの様子を書く続編である。

マニラ近郊には面白いゴルフ場がたくさんある。町の中心部にあるゴルフ場は、遺跡の中にあるゴルフ場だった。また、有名なマニラゴルフは、街中にあるため、ティグランドから一打目を打つと、周りのビルの窓を突き破るような気がするほど、各ホールともビル群が周りを取り囲むのである。

 そして、町から離れれても面白いゴルフ場が一杯ある。50m以上もあろうかという断崖絶壁の上からティショットを崖下に向かって打つゴルフ場や、グリーンが砲台で、これが半端ない。まずは、まともに狙ったのでは絶対にグルーン上に留まらない。グリーンに乗せるには、必ずグリーン周りに一旦落とし、それからグリーンを狙うしかないというゴルフ場。

 

ロストボール売り

 こうしたゴルフ場は結構あるが、最初訪問したゴルフ場で、「なんだ、これは?」と思ったのが、ゴルフ場での「ボール売り」である。ゴルフ場として売っているボールでない。近所の子供たちが、ロストボールを拾い集め、きれいに洗い、剥げたところは白いペイントを塗って修復し、「ロストボール」として売るのである。各ホールを回ると子どもたちが、こうしたボールを入れた袋を、売っているのである。勿論、ゴルフ場には公然の内緒である。酷いところでは、ゴルフ場との境にある家の窓から身を投げ出して売っているものまでいる。我々の下手の横好きには、こうしたボールで十分で、よさそうなものを選び買う。その時の値段交渉を楽しみながらである。由緒あるゴルフ場を除けば、殆どこうしたボール売りはいる。

 

池中に待機するボール拾い

 かと思えば、良く打ち込む池には、海パンの男の子が、池の中に入り待機している。100ヤードも先から打ち込むボールを見て、そのボールを潜って取るのである。そして、プレイヤーが終わって上がってくると、誰のボールか分かっていて、これを差し出し、何がしかのチップを手に入れるという寸法だ。

 

ボールを見ないキャデイ

 キャディが面白い。ゴルフバッグを持ってくれる可愛い女の子と思った方が良い。というのも、キャディとしては、全くのド素人である。勿論全部が全部そうではない。

 ティグランドに立って、今日初めてのティショットを打つ。いい当たりだ、でも曲がったなー、と。そこで、「今のボールどこへ行った?」とキャディに聞く。すると、驚く回答。「今のボールどこ?」と隣のキャディに聞くではないか。そして、次のキャディに。4人で何やら相談して、返事が返ってくる有様なのだ。

 

距離も、ラインも読めないキャディ

 フェアウェイで、「あと、何ヤード?」とでも聞こうものなら、「160」とこともなげに言う。しかし、ヤーデージを見ると、明らかに50ヤードおかしい。こんなことは日常茶飯事である。そして、グリーン。「フックかなー、スライス?」などと聞こうものなら、自信満々に、「スライスよ!」と。すると、ボールは無残にもフックし、ホールから遠くへ。「フックだったじゃないか!」と言おうものなら、平然と、「だから、フックと言ったでしょ!」と来る。フィリピン人女性は勝気なのだ。

 

可愛いいキャディ

 でも、60間近のおじさんが、ゴルフをしている。キャディは20歳チョットの孫のような若い可愛い娘だ。話しているだけでも楽しいのに、こういった面白い会話が満載なのだ。こうした娘たちも、お金を稼ぐのには夢中である。

 前もって、「・・・日(今日)は行けないよ」と言っておいたキャディ。それが行けることになり、ゴルフ場へ行ってみると、彼女は休みだという。携帯で電話する。すると、すぐ家から飛んできて、キャディをしてくれた。こんな女の子たちである。お金のためとはいえ、ここまでしてくれる女の子もなかなかいない。

 やっぱり、フィリピンは良い!