ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

87歳のおばあちゃん

 ブログ書くのが、数日空いてしまったので、今日は書かなくちゃと書き出した。今日は何かを書こうと思う。メモしておいたものを取りとめもなく書いてみたい。

 

あれヤレ!、これヤレ!

 この1週間何回か飲む機会があり、ついつい飲み過ぎて二日酔いまではいかないまでも、何となく体調が悪い日が続いた。そんな時、口だけ達者な女房殿が、「あれやれ、これやれ」と「自分が出すのは口だけ」とばかり、私に命令する。女というのはそのように出来ているらしい。なぜかと問い質すと、「私は、あそこが悪い、ここが痛い」と言い訳のオンパレード。「じゃー、毎日遊びに車で出かけ、夕方遅く帰って来るのは何?」と聞きたいが、また言い訳するに決まっているのでやめる。

 

ゴミ捨て場のネット作り

 その一環で、週二回ごみを出すところのネットが破れたので修理しろとの命令が下りた。知り合いから網をもらい、縫い合わせるタコ糸ももらってきて、ゴミに被せる網を作った(写真緑の網)。前回のモノも作ったが、網が弱いものだったので、あちこち破れてしまった。ゴミ置き場は近所の人、6,7軒で使っているが、たまたま我が家の塀の外であることから、何となく我が家がゴミ場担当になった。 

ゴミにかける網(網が細長いので、2枚を中央で編んだ)

 編むのに1時間強かかったので、腰が痛くなった。この網をセッテングしていると近所の人が通りかかった。「何してんのヨ」。「網が破れたので交換してんの」と答えると、「ここはみんなで使ってんだよね」「そうだよ、でも、何となくうちがやらないといけないような雰囲気で、誰もやらないのもんだから」と。こんな田舎の会話がある。

 

ポツンと一軒家

 「ポツンと一軒家」という、大好きなテレビ番組がある。87歳のおばあさんが出てきた。スーパーおばあちゃんだ。テレビ関係者が家を訪れた時、腰が90度曲がった笑顔のおばあちゃんが出てきた。昔、養蚕をやっていたとかで、立派な2階建ての大きな家に住んでいた。その風貌からは全く想像できなかったが、何でも一人でやるらしい。御主人が亡くなってから10年以上は経つとのことで、そうした作業がすっかり自分のモノになっており、90度腰の曲がったおばあちゃんからは到底想像出来なかった。

 

元気な87歳のおばあちゃん

 腰に小さな駕籠をぶら下げ、「さあ、行くよ」とテレビ関係者に声をかけ、家の裏山を登って行く。とにかく昇るのが早い。関係者が追いかけ間に合わないくらいの早さだ。栗林に辿り着く。ここはご主人が生前栗の木を植えた場所だという。そして栗拾いを始める。そして、ここはクマが出るらしい。「出てきたらどうするんですか」と聞くと、「こうやって爆竹に火を点けクマに人間が来たことを知らせるんだ」と言いながら、爆竹を鳴らして見せた。そして続ける。「熊も怖いけど、栗も欲しいから」とこともなげに言う。

 

懐かしいマサカリ、燃料は薪と炭

 家に戻ると、今度は巻き割である。そういえば、この家を訪れた時、家の脇に薪が積み重ねてあった。あれはこのおばあちゃんが作っておいたらしい。2、30cmもあろうかという太い丸太を置き、大きなマサカリを手にすると、振り上げ一刀両断に割る。この姿は87歳のおばあさんの姿ではない。

 風呂場の建屋が外にある、昔の作りである。その風呂の燃料もこうした薪だと言う。元々ご主人は炭焼きを生業にしていたらしく、炬燵の火も炭。日頃の”おさんどん”も燃料は、基本、薪か炭だと言う。

 

87歳に、元気をもらった

 こんなおばあちゃんの放映があった。

まだ、70代半ばの我が身。”年寄り然”としてはいられない、と反省しきりだった。

 このおばあちゃんの年齢まであと10年以上もある。まだまだである。

そうだ! 今日は、農業委員会総会だった。