ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

カードで払えばいいじゃない

日曜の朝に・・・

 昨日の朝、新聞を取りに行った女房殿が言うには、郵便受けになぜか新聞が2部入っていたらしい。配達人が間違って入れてしまったのだろう。いつもは、訃報欄だけをみて終わりにすることが多くなった朝刊。今日は、2部あるのでゆっくり隅々まで読んでみようかと、パラパラとめくった。「日曜の朝に・・・息子に作った紙の通帳」という記事が目に止まった。

 

紙の通帳

 紙の通帳を作るのはお金がかかるらしく、息子(2)の通帳を作るべく銀行へ行ったところ、通帳発行手数料が1100円かかると言われ、通帳を作るのを断念したという記事。この筆者は、子どもの年齢からして30代後半くらいだろうと推察するが、こんな若い人でも紙の通帳の方がお金の重みが感じられ良いと言っているのだ。

 私はまだ、発行手数料が発生するようになってから新しく通帳を作った経験は無い。

新聞記事と(銀行・郵便局)通帳

カード支払い

 この話とは少し違うが、私は、カード支払いということを殆どしない。特に日常の必要品を買うのにはカードを使わない。カードを使った方が特典等がつき得だということも知っている。しかしである。結果的に現金支払いの方が得だと思っているからである。特に、年金生活者に成ってからというもの、簡単にお金を使わなくなった。限られた中で生活しなければいけないからだ。財布の中身を見て、買うか買わないかを考える機会が増えたとも言える。

 

限られた、お金

 カード支払いだといくら使ったかが分らない。その時その時で欲しいと思ったら買ってしまえば、限られたお金の中での生活は出来ないことになる。その点、現金だと確実に減ってゆくので、今月は使い過ぎた、今週も使ったということが明確に実感として分る。新聞代、電気代などの毎月決まった費用は、引き落としで良いが、日常の細々した支払いまでカードでやってしまえば、特に年金生活者の場合は、浪費につながり、お勧めできる方法ではないと思っている。

 

現金を持たない生活

 冒頭の通帳の話ではないが、世の中が ”モノを持たない生活” ”現金を持たない生活” が当たり前の時代に逆行するようだが、この方向性は、社会全体の間違いであるような気がして成らない。小さな子ども達までが、現金を持たない生活では、”お金のありがたさ” が分らない子どもになってしまうのではないかと危惧する。

 

カードで払えばいいじゃない

 ”お金がないと買えない” 経験が必要なのだ。昔は、財布の中身を調べて、買う、買わないの判断をしたものだ。お金がないときの仕草で、財布を逆さにして振ってみせるジェスチャーも、そのうち何のことか分らない人たちが一杯出てくるということでもある。

 「お金持ってない」と親が言おうモノなら、「カードで払えばいいじゃない」と子どもが言う時代なのだ。社会全体がこのような方向性であることを認識し、自分ならではの考えを持って行動してもらいたいモノである。