ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

白内障手術②

今日は、予定を変えて、昨日に引き続き、「白内障手術」について述べる。

 

翌日、起きて

 翌日が楽しみで、ぐっすり寝て、翌朝起きた。今日は、朝から先生の診察があり、そこで、いよいよ左目の眼帯が外れる時だ。楽しみである。

 病院の朝食をきれいに平らげ、部屋に戻ろうとすると、看護婦さんの呼び止める声。「眼帯外しますから、部屋にいてください」「えッ!、今、外せるんですか?」「はい」。

 

眼帯を外してみて、あれっ!

 眼帯外すと、「あれっ、何も変わらないじゃん!」。と、思ったのは、眼帯外すには、メガネを外さないといけない。メガネを外したことを忘れ、メガネをかけてた状態と比較していたのだ。つまり、メガネをかけてみる景色と、メガネをかけないで見る景色が同じに見えたっていうことである。視力が中学生時代に戻った瞬間である。

 感激! 眼鏡をかけないでこんなに見える。よくよく見てみると、右目で見る景色はボケている。左目にばかり集中していて、右目のことをすっかり忘れていた。

 

メガネのない生活

 それから、メガネを病室に置いて、病院内を歩いてみた。右目が見えない分不自由ではあるが歩けるには歩ける。当初、左目を素通しレンズに交換してメガネを作ろうと画策していたが、その必要があるかな、と思えるぐらいである。でも、しばらく慣れてくると、やはり、右目が気になりだした。2週間後に右目を手術するにしても、その間不自由ではないか。これで右目が見えたら完璧だぞ、やっぱり、素通しのメガネを作るか。

 

視力検査でどんでん返し

 素通し眼鏡を作るため頼んでおいた、手術後の視力検査に向かった。「これで眼鏡を作れば完璧だぞ」と希望に胸を膨らませながら、検査場へ。左目の視力検査で裸眼で0.7迄見えることが分かった。そして、左目に合うレンズ(少し度が入っている)と右目に合うレンズ(強度の度数)を装着した状態で、検査技師が「周りを見てください」と言う。周りを見てみてみる。普通に見える。そして「床も見ていただけますか?」と言うので、床を見てみた。少し浮き上がって見えるのである。技師が言う。「浮き上がって見えませんか?近視のメガネは少し小さく見えるんです。だから、裸眼に近い目と強い近視のメガネをかけた目では、非常にみずらくなり、場合によっては気分が悪くなることもあるんです」というではないか。「じゃー、どうすればいいんですか?」「右目にコンタクトレンズを入れれば、その問題は解消します」と。手術前、右目を手術する間、どうしたらよいか聞いたら、医者も、素通しに近いレンズを左目に入れてもらえばよいと言っていたはずなのに。医者でも、この辺の事情は分からなかったということのようだ。技師の話では、度が弱ければ、それでも良いらしいのである。ド近眼ゆえの問題らしい。

 

日常生活(二週間の短期間)

 素通し眼鏡を作る予定だったものを変えずに、メガネなしで家まで戻って来た。不自由ではあるが、そんなに問題ではない。このままでも二週間過ごせるなー、との思い。でも、車を運転しない訳にはいかないと思い、車の運転ができるかどうかが問題だ。今まで使っていたメガネをかけてみた。こちらの方が安定する。右目は今まで通り見えて左目は度の強い眼鏡をかけた状態である。それで近くに買い物に出かけた。不自由ではあるが、危険を感じるほどではない。じゃー、これで二週間行こう、と決めた。

 

新しい発見

 目が良い人、視力検査で0.7くらいまで見える人には、こんな経験はないだろう。しかし、私くらいのド近眼(視力検査0.1以下)になると、自分の素顔を見たことがないのである。信じられますか? 素顔ですよ! 毎朝、鏡を見る。自分の顔さえ見えないので、メガネをかけて見る。風呂に入る。髭をそる。風呂の中で眼鏡をかけるのである。つまり、素顔というのは、メガネをかけた素顔なのだ。でも、今日から、自分の(メガネのない)素顔が見えるのだ。

        (つづく、次回は、白内障とは関係ありません)