ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

若いときは二度ない!

 一回ごとに書いている海外での昔のはなしの中で、昨日は、フィリピンでの食事の話を書いた。ついでなので、日本へ戻ってからの食生活の話を書こうと思ったが、後にする。昨日思ったことを書きたくなった。

 

日本語授業

 昨日、リモート(Zoom)で外国人に日本語を教えた。毎回のことだが、その教材に教えられることが多い。昨日の教材のあらすじを簡単に述べる。

 夫婦の会話から入る。母親が勉強をしない子どもに対しての愚痴を父親に言うシーンで、父親である夫から、アドバイスされるシーン。「若い時は二度ないのだから、しっかり勉強しなさい」と母親が子どもに言う。すると、夫は、妻に向かって、「若い時は若い時の楽しみ方がある。我々だって、中年の楽しみ方もあるし、老年の楽しみ方だってある。子どもだからと、若い時だから将来を考えて勉強させるのもいいけど、若いときなりの楽しみ、悲しみを経験させるのも大事だ」と諭すのである。そして、「あなたはどうなの?」と。

 

70の手習い

 そうだ! 私も、70過ぎてZoomを使って、20歳そこそこの、しかも外国人に日本語を教えるなんて、楽しいことをしているなー、と感じる。会社員だった現役時代には考えられないようなことをしている。Zoomも使いこなせないけど、Lineも使いこなせないけど、両方とも、日本語指導を通して覚えたことだ。そして、今、世の中を悩ませている新型コロナも、これがなかったら、Zoomなんてやらなかった。Lineも恐らくやらなかったかもしれない。

 

皆に勧めたい、日本語指導

 私の年になると、子供夫婦も30歳、40歳という年齢である。20歳そこそこの若者相手に話をするなんて、日本人相手でさえ、そうした機会はめったにない。外国人も日本人も、若者の感覚というのは似たり寄ったりである。そして性格も千差万別。その子たちの性格を考えながら、授業を進める。実に楽しい時間である。そして、また、この教えるための資料作りである。時間がかかる作業ではあるが、子どもたちの反応を想像しながら作るのである。それを使って授業をしてみる、うまくいかなかった。よし! ここを変えようと、また、作り変えるのである。

 

苦の中にも楽がある

 新型コロナで命を無くした人も、今、病院で苦しんでいる人もいる。そういう人たちには不謹慎な発言になることをご容赦いただこう。私は、未だ、感染していない。だから、この時を楽しみたいと思う。せいぜい、ここ1,2年だろう。その後になったら、あの時は大変だったと、このコロナによる災害を回顧する時がきっとくる。コロナ対策で、いろいろ工夫しながらの生活も楽しいものである。工夫を楽しんでみたいと思う。

 

20年前、そして10年前

 9/11、3/11なぜか、11日が続く。20年前の同時多発テロアメリカのツインタワーに航空機が突っ込んだ日であり、10年前のあの忌まわしい東日本大震災が発生した日である。いまだに癒えない心の傷、そしてまだ完全に復興できない現地がある。でも、それぞれに、苦労はしたが、でも、何とか、苦労しながら今がある。

 

今を楽しむ

 苦労した思い出は薄くなり、楽しい思い出はより鮮明になる。人間の脳は素晴らしい。数年後のために、数十年後のために、こうしておきたい、これも非常に重要だ。でも、事実を変えることは出来ないのだから、今あることを楽しむことももっと重要だ。

 70代を楽しみたいと思う。二度とない70代だ。

      (つづく、・・・)