ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

フィリピンの魅力(21.幅を利かす”セコハン”)

用のなくなったデジカメ

 最近、デジタルカメラを使わなくなった。数年前までは、カメラを持ち歩いて撮っていたものだったが、携帯を持ち出してしばらくすると、「全く」と言っていいほど使わなくなった。

 先日しばらくぶりに使ってみた。すると・・・。撮った写真をパソコンに取り入れる方法を忘れてしまったのだ。パソコンのデータを整理した時に、そのソフトまで何かしてしまったらしく、移せないのである。四苦八苦してやっと移すことが出来た。

 

用途の多い携帯

 こうして、数万円もするデジカメが廃却の憂き目にあうか、机の肥やしになったりするのだ。携帯一つで何でもできる、それはありがたい。でも、その陰で、廃却処分、使用御免になる電気製品もごまんとある。

 更に、付属している機能となると、年寄りには、電気製品を買っても、便利な機能は、半分も使っていないのではないだろうか。親切に説明してくれても、その時は分かっても、すぐ、忘れてしまうから始末が悪い。

 

何でも揃うフィリピン

 さて、フィリピンの話題である。

基本的に、フィリピンでは何でも揃う。そして安い。海外での生活は、基本、工事部隊の一員での出張だったことから、食事は、賄のコックさんやおばさんを雇う。キッチン用品もすべて揃ったビラや宿舎を使うので、料理をするにはなにも困らない。しかし、今回のフィリピンは、単身での赴任であり、キッチン用品からすべてを揃えることになった。電気釜だけは日本から持参したが、あとは、洗濯機、掃除機、電子レンジ、アイロンなどを揃えた。最初の1年は、大きな宿舎だったこともあり、こうした全ての製品は使えたが、2年目からは洗濯機は置くところもないことから処分する羽目になった。

 

安い電気製品

 こうした電気製品が、日本に比べ格段に安い。その理由ははっきりしている。一つはブランド品でないこと。有名電機会社かと思わせるような一字違いの名前を付けて、売るのである。そして、もう一つは、機能が少ないのだ。例えば、洗濯機。最低限、洗濯、脱水の機能さえあれば洗濯はできる。ところが、今の時代、メーカーはいろいろな機能をつけ、他社との差別化を図る。そして高く売る。本当にこうした機能が必要なのだろうか。そして、三つ目が、安い労働力で作った製品ばかりであり、しかも、その工場直送なのだ。経費がダントツで安いのである。

 

幅を利かす”セコハン”

 そして、日本なんかより非常に発達しているのが、中古市場である。電気製品を売る人もいて、買う人もいるという現実です。日本では、中古を買う人は少ないですが、フィリピンは違います。安くて手に入れば、昔流行った”セコハン”でも、使えればよいという機能重視の世界なのです。こういったところではカッコつけない国民です。なんか、昭和時代の日本を見ているようです。