ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

フィリピンの魅力(37.フルーツ街道)

緩和されるコロナの水際対策 

 今朝の新聞で、入国者の制限を緩和するという。他国から、日本は余りにも水際対策が厳しすぎるという批判を受けての処置だ。数日前だったか、フランスの日本への留学希望者が、「私の国では、日本人が留学して勉強しているのに、どうして、私たちは日本へ行けないの?」と言っていた。

 もう、ピークアウトしている。ただ油断はできないが、もう留学生や外国人研修生などの入国を緩和してもいい時期だろう。制限を弱めることから始めたらよい。

 

美味しいマンゴー

 さて、今日はフィリピンの話題だ。昨日は、テレビで旅行者がどこかの店で、マンゴーを食べて、「甘い! 美味しい!」を連発していた。私は、5年半のフィリピン滞在中に、マンゴーを100年分食べた。ちっとも、日本のように高いマンゴーを食べたいとは思わない。日本のマンゴーとフィリピンでは種類が全く異なる。まず、色が違う。日本のものは、黄色の皮が熟すと赤く変わってくる。フィリピンのそれは、緑の色が黄色に変わるのである。そして形だ。日本のものは、キュウイを少し大きくしたような形だが、フィリピンは、更に、一回り大きい。種の形は同じ丸く平べったい形をしているので、同じ種類のマンゴーなのか。

 

道端で売る果物

 このマンゴーを、スーパーや市場などで買ったためしがない。というのも、道端で売っているからだ。それも1個や2個の単位ではない。ひと山、ふた山という単位で売っている。ゴルフ帰りの道端で買ってくるのである。マンゴーは日本でもそうだが、独特の切り方をしてレストランなどでは出してくれるが、我々は、リンゴの皮をむくように丸ごと皮をむき、頬張るのである。甘い汁をポタポタ、ジュル、ジュルと滴らせてである。これが何とも言えなく旨い!

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フィリピンの果物(ネットより)

 道端で売っているのは、マンゴーばかりではない。バナナ、パイナップル、スターフルーツマンゴスチンランブータン、ドリアン、果物は何でも売っている。果物が豊富な国なのだ。つまり、少し田舎に行くと、自分の畑で取れた果物をそのまま近くの道端で売るというわけである。九州には、フルーツ街道という国道が存在するらしいが、フィリピンの田舎へ行くと、どこもフルーツ街道だらけである。

 

観葉植物、盆栽、家具までも

 ネットに写真がないかと探したが、見つからなかった。私の田舎でも場所によっては、畑の脇で、ビールの空箱を逆さにして、その上に、野菜を並べて売っていたりするが、それに、日除けにビニールシートを上に張り、果物をかごの上にひと山ずつ並べていることを想像してもらえばよい。例えば、パイナップルが3個で200円といった価格なのである。3個買っても一度に食べられないので、ドライバーと分け、あとは、甘いところだけを細かく切り、容器に入れて冷蔵庫に保管するというやり方で食べた。

 驚くのは、果物だけではない。部屋の中に飾る観葉植物もあり、なんと盆栽まで売っていた。そして、家具なども道路端で売っているのである。さすが、何でもありのフィリピンである。

 

のどかなマニラ近郊の丘陵地

 日本人の間でよく話した。フィリピン人は、貧困と言っても、食べるものには困らないはずと。どこの家にもバナナやマンゴーの木はあり、年がら年中こうした果物が食べられるからだ。マニラの町中を少しずれると、こうした田舎がある。平らなところは田んぼが多いが、少し、丘陵地帯に入ると、延々とパイナップル畑が広がっていたりする。なんとものどかな風景である。

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パイナップル畑